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ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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自閉っ子の「想像力」のモンダイ
こんにちは、または、こんばんは。
見つけて、心にとめて来てくださってありがとうございます。

花風社の自閉っ子シリーズに、
ニキ・リンコさんの「自閉っ子におけるモンダイな想像力」という本がありますが、
ナカリの「想像力」に関して、改めて、う~~ん、となった出来事があったので記録しておきます。

今日が千秋楽の大相撲夏場所。
普段は全く電源を入れないテレビが、この数日は大相撲中継のためについています。
で、数日前の夕方、テレビの前に座っていた私が、おもわずあくびをして
「あくびって、うつるねえ~」と言った時、
ナカリは「どっちが?」とすぐに質問してきました。
!???

その時はもちろん、
テレビで見た観客席の男性があくびをしていたので、
それが私にうつった、という状況だったわけですが、
横に居たナカリは、
テレビの人のあくびが母にうつったのか、その逆か、
ということを尋ねたのでした。

えーと・・・

こちらはテレビの人を見てるから、あくびしてる様子が分かるけど、
テレビに映っている人にはこちら側の様子は見えないから、
逆はありえないでしょ?


と説明して、ナカリの様子をうかがうと、

しばし考えてから、そうか~、と納得してくれました。
・・・が、
そう、この発想! ありえないようなことも想像してしまう・・・
これが「モンダイな想像力」だ、と、本を思い出した次第です。

上述の本より
>「想像力の障害」というのは、「想像力の欠如」「想像力の貧困」とイコールではない。
(中略)
>・・・想像のせいで生活に支障が出るなら、「想像力が障害になっている」
> 1 想像が足りない
> 2 想像がまちがっている
> 3 想像が過剰
>どれも、障害(ハードル)になる。
>「障害」という響きがいやなら、「想像力のモンダイ」と言いかえてもいい。
>「想像力のモンダイ」の方が、「なんにも想像できない」意味に限定されにくいしね。


ナカリは、
ディズニーやピクサーのアニメを見て、
おもちゃが動く、ゲームキャラがテレビの「向こう」で生きている、と真面目に信じる人です。
生物と無生物の境界が曖昧で、
ゲームキャラや、心の中のキャラクターが、勝手に動き出してしまって困る、
ということも、たびたび起こってきます。
これ、まさに「想像が過剰」な状態ではないか、と。

ナカリが困ったり混乱したりする度に、
「脳みそがないモノは、勝手には動かない、考えない」という説明を繰り返しながら、
過剰な不安を取りのぞこう、と、根気強く話をする必要に迫られます。


その一方で、
先の記事のコメント返信に書かせていただいたような、
「想像が足りない」場面にも多々出くわします。

現実の事件や事故のニュースに接した時、
被害者やその家族の気持ちを想像するチカラが働かず、
加害者の心境に、自分の感情との共通点を見いだしてしまう場合もあり、
そういう時には、一般的な感覚から外れた
(あまり好きでない表現ですが「空気読めない」)感情表現をしてしまうナカリ。
そしてそれに対してこちらが冷静に対応できず悶絶する・・・
というパターンも多々あるのです。
 (この件に関して、リンク先のあゆみさんの記事に深く共感したところです。
→ 京都市長と私の似た発言 )

「あくび」の一件で、
ナカリ自身にも、自分の想像力が抱える「モンダイ」に気づいてもらって、
一緒に考えたいな、と、
改めて思ったのでした。
「良い悪い」「正しいか間違っているか」ではなく、
できるだけナカリ本人が「困らない」ように、誤解を生まないように、
忍耐強く関わっていかなければ。


煮詰まりそうなときには、アキちゃんに癒されながらがんばろう。
アキちゃん148 
撫でて~~と頭を伏せて、じっと待っている健気なアキちゃん。

外遊びの際に、抱っこでつかまえようとする私を避け、
ナカリの後ろに隠れて、こちらの様子をうかがっているアキちゃん。
アキちゃん149 

アキちゃん150 
かくれんぼしてるみたい。

ぬいぐるみのお嫁さんを、いっぱい舐めて遊んでいるアキちゃん。
アキちゃん151 jpg

アキちゃん152 

ほのぼのした気持ちを忘れないで(感情的にならないで)、
これからもナカリと向き合っていけますように。


今日も最後までありがとうございました。

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子どもの日常 | 16:10:39 | トラックバック(0) | コメント(4)
コメント
想像力の障害っていいますけど、いい方がおかしいと思うんですよね。
想像力というより、とっさの判断力に障害があるように感じます。
健常者でも高次脳機能障害を負うととっさの判断ができなくなるそうです。

ASDの発達障害者はじっくり考察するのは案外得意ですが、
とっさの判断ができないんですよね。
思考能力に関して定型発達者がクイックスターターなら、
ASDの発達障害者はスロースターターな感じがします。
2019-07-21 日 22:59:51 | URL | ponch [編集]
ponchさんへ
こんにちは。
そうですね、自閉症の三つ組みとして「想像力の障害」と表現されるのは、
「相手の気持ちが分からない」という否定的な感じになってしまって、
私もずっと違和感がありました。
(逆に想像力あり過ぎじゃないかと感じることも多かったし・・・)

「とっさの判断力」という表現、なるほど、そうですね!

ナカリは、思ったことが口からダダ漏れ状態なので、
本人には全く「悪気」がなく、感じたこと聞きたいことを表現してしまい、
??という部分を聞き返しているうちに、本人も「じっくり」考えて、
ああそうか、と、双方が納得する、というパターンが多いです。

こちらも、「言葉通り」受け止めて判断を急がないよう、
スロースターターのペースに合わせて、一緒にゆっくり考えるよう意識しよう、
と考えさせられました。
コメントありがとうございました^^

2019-07-22 月 11:34:09 | URL | ナカリママ [編集]
こんばんは
アクビの問題、私には目からうろこでした。
私たちが自閉症だったら自閉症じゃない人の
アクビをそうとるかも知れませんね。
自閉症の人たちが持つデリケートな感情を如実に知ることができました。
知人の自閉症の息子がイヌをガケから放り投げたことが
ありますがそこには私たちがうかがい知れない理由があった
のかも知れないと感じさせられたことでした。
2019-07-22 月 17:37:02 | URL | エリアンダー [編集]
エリアンダーさんへ
こんばんは。
自閉っ子の世界観、の面白さ(意外性)?には、私も多々驚かされてきました。
おそらく一番古い記憶の「目からウロコ」は、信号機の認識です ↓
過去記事 「世界の見方の違い」
http://nakarimama.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

また、今回の記事への非公開拍手コメントで、
同じ自閉っ子の仲間の方から、自分も「アクビの質問」をしてしまうだろう、
そのあと説明を聞いて、なるほど、と、「パターンとして脳みそに格納する」、
・・・という、感想、をお聞きして、
ナカリに限った話ではない(あるある話なのだ)!と、私自身も驚いています。

イヌをガケから放り投げた、というお話には、かなりインパクトがあります。
おっしゃる通り、きっと、何か「理由」があったのでしょうね。
「・・・かもしれない」と思って接する姿勢が大切なんだろう、とも感じました。

ナカリの話に戻すと、
メルトダウン寸前のダメージを受けた「京アニ」事件への発言も、
時間をおいてみると、本人自身、じわじわと理解、納得し、
「実感」のすり合わせが出来ました(これも言葉によるやりとりが可能なおかげ)。


自閉症医療の開拓者である佐々木正美先生の講演をお聞きした際、
「自閉症の人の世界に、こちら側から、わけ入っていかなければ」
というお言葉が深く突き刺さって忘れられません。
寄り添う、ということは、異なる世界を理解しようと努めることなんだ、と、
私自身も今さらですが、改めてしみじみしています。

コメントありがとうございました^^
2019-07-23 火 00:51:29 | URL | ナカリママ [編集]
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