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Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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「ともだち」 に振り回されるのは何故?
メルトダウンのきっかけは入院のトラウマを思い出したことでしたが、
その後もなかなか立ち直れなかった理由のひとつに、
ネット上のあるサイトで「フレンド申請」した相手からやんわり拒否されたこと、
もありました。
「ショックや」「私には友達がいない!」「どこに行っても一人やった!」と、
過去を白黒で決めつけようとするので、
同じ支援学級の友達や幼なじみがいることなどを伝えるのですが、
その一瞬は納得しかけても尚、自分から働きかけて上手くいったことは無い!、
と、マイナスの見方に傾いてしまいます

彼女の中の「ともだち」に対するこの渇望感(憧れと表現すると本人が怒ります・・・)は、
どこからくるんだろう??
彼女にとっての「ともだち」はどんな存在なんだろう??
彼女自身も、「友達って何?」「イマジナリーフレンド(パラレルのキャラたち)は友達と違うの?」
と質問してくるので、
自分でも定義しきれていない「ともだち」のイメージに振り回されているように思われます・・・



以前、カウンセラーさんから、
「自分に合わせてくれる人が相手なら安心できるけれど、
自分の方が相手に合わせるのは苦手だから、そこがこれからの課題ですね。
(なので、年の離れた相手は大丈夫でも同年代とのやり取りが難しい)」
と、聞いたのを思い出し・・・

別に誰に合わせなくても、一人でもいいじゃないか、というのは上の息子の姿勢で、
彼が、「自分は友達要らないから構わないけど、妹は友達欲しいタイプだからしんどいやろうな」
と、分析していたのを思い出します。
(そういう彼も、去年年賀状が一通も来なかった時は、「え?ゼロ?」と苦笑してました
今年は恩師から2通来ましたが・・・)


そんな中、
栗原類さんの発言の記事と同じく、また、夫が、これはどうかな、と、
「ビッグイシュー」最新号に載っている東田直樹さんの文章を勧めてくれました。

「人間というのは、とても面白い動物だと思います。(中略)なぜか、他の人に無関心でいられないのです。
精神科に通院されている方たちも、他人なんて、どうでもいいと思えたなら、どんなに楽でしょう。
迷いの少ない人は、他人の意見をあまり参考にしていないのではないでしょうか。
相手の話を聞かないのではなく、学ぶ努力は人一倍しても、
他人の言葉をうのみにすることはないように思います。
何ができるとか、できないとか、僕も自分を他人と比べるのをやめた時から、思考の幅が広がりました。
それまで結果しか見ていなかったのに、自分らしさを大事にするようになったのです。
自分をみんなに合わせるのではなく、自分にとって必要なものを取捨選択できるようになったのだと思います。」

娘も、読みながら「うーん」と唸っていましたが、
「自分と他人を比べること」が本人も嫌だと感じているし、
「比べたらいけない、比べたくないのに!」と叫んでいるから、何とかそこを突きぬけて、
人は人、自分は自分、という、しっかりした「自分軸」を持てたら楽になれるんだろうなあ…


娘が「自閉症」と診断された時に一番恐れたのは「人の気持ちが分からない子になる」ということで、
何とかそこ(周りの状況や相手の気持ち)を「分からせよう」と自分なりに「躾けて」きた結果、
彼女の本来の良さ(天真爛漫で周りを気にせず突っ走る部分)が損なわれて、
必要以上に周りを気にして周りに合わせられない自分を責めたり低く評価したりするようになったのでは、
と、今度は親としての自分を責めてしまいます。



ちょうど留守中に取り置いて配達してもらった先週の朝日新聞土曜版の「悩みのるつぼ」で、
「友人ができず寂しい思いです」という60代女性からの相談に対して
美輪明宏さんが「悩みのゴミ箱は存在しません」と、きっぱり回答されていました。

美輪さん
「あなたが幸せでいる時には、遠くから眺めていて応援してくれる。
病気の時には看病してくれ、悩み事、金の貸し借りも相談に乗ってくれ、
愚痴や泣き言も受け入れてくれ、腹蔵なく欠点をさらけ出して、それを全部受け入れてくれる。
そんな便利な『悩みのゴミ箱』みたいな人は、この世に存在しません。」
「そもそも友達の数が人間の価値を決めるなんて、うそ。
腹心の友は一生に1人か2人、現れれば幸運なことです。」
「・・・食べるに困らないお金があって、大病もせず、生きている・・・感謝することがいっぱいあるのに、
それが当たり前だと思って生きている。」
「自分がどんなにありがたい条件を備えているか気付けば、友達が欲しいなんて寝言は言わなくなるはずです。
幸せの数を数えなさい。」

娘はこの記事も読んでまた「うーん」

考えたり悩んだりする力が娘にこれだけついているのに、それを感謝する気持ちが私にも抜けていたかなあ・・・

娘に対して「こうであって欲しい」「こうなって欲しい」という気持ちが強くなると、ぶつかりが激しくなる。
娘自身も「孤高の人になりたい」と言いながら、
やっぱりよく分からないイメージの「ともだち」に振り回されてしまう。

いろんな「欲」を捨て去って、あるがまま、自然体で、柳のようにしなやかに、生きられたらなあ・・・


私と娘のぶつかりを、電話越しに心配している母が、
一昨日の朝日新聞「折々のことば」を読んで父を思った、と、涙ながらに話してくれました。

「いい思い出だけが残ること、それを成仏と言うんです。(橋本峰雄)」
「逝った人との、生前はどうしても断ち切れなかったさまざまのこだわりが、
時の移ろいとともに少しずつほぐれてくる。
じかに向き合っていたときには解けなかった確執も少しずつ削ぎ落とされ、
その人のいい面だけが残る。
そういうかたちで亡き人のイメージが整ってくると、遺された人の心も安らぐ。
京都・法然院の梶田真章貫主からうかがった前貫主のことば。」

父は1ヶ月あまりの入院生活で、成仏に向かって駆け抜けていったんだなあと思いました。
母も「す・ま・ん」という振り絞るような父の一言を聞いたことで、すべて赦せる気持ちになり救われた、と。


私自身の周りには、私の状況や思いを気遣ってくれるたくさんの人がいて、
言葉をかけてくれて、見守ってくれて、感謝だなあと何度も思い、口にしてきたので、
そういう思いを振り返ると、心が静まっていきます。
娘に対する歯がゆい思いや苛立った気持ちもおさまっていきます。

昨日、出がけに荒れ始めた娘とのやり取りで留守を任すのが心配で、
出るに出られず、頓服を飲ませ、
娘が「パソコン壊す!(昨年末、モニターを壊してます)」と叫ぶので、
パソコンを毛布でぐるぐる巻きにして、
時計をにらみつつ銀行の窓口が閉まる前にあれをしてこれをして、と
焦りでイライラMAXだった自分が振り返られ、
あれじゃアカンかったよな、と反省です。


長々書きながら、結論的に、やっぱり「いま、あること、への感謝」に立ち戻れば、
振り回されないで済むんじゃないかな、と。
嵐の中でも「おじいちゃん」の話を出すと、ハッと表情が変わった娘を、信じてやらねばと思います。
振り回されて苦しい本人の気持ちに寄り添えるように、
私が余裕を失わないように、私の心が一緒にかき乱されないように。

いろいろな言葉から学び、周りの人の存在を感じ取り、一日一日を大事にしなくては、
と、改めて思いました。
まだまだ修行が足りません。道のりは長いけど前向きに行かなくちゃ。


読んでくださってありがとうございました。






読んだ本・文章、見た映画・ドラマ、聴いた音楽 | 09:26:27 | コメント(8)
コメント
こんばんは
東田直樹さんの文章、自分が思っていることと同様だったので
少し驚きました。
私も今住んでいるところでは、友達を作っていません(笑)。
20年近く住んでいますが、強いて挙げると友達に近い人は
二人ほどでしょうか。
いつも会うわけではないけど、どこかで気にしている関係。
適度に距離を保っているけど、ここぞの時は助け合える感じかなぁ。


三輪さんの話も、「折々のことば」も頷きながら拝見しました。
時が過ぎて行くごとにいろんな思い出が頭の中を駆け巡るかと
思います。
思い出が多いほどたくさん思い返すことがありますよね。
また、しばらく時が過ぎると涙することなく思い出されてきますよ。


今のこのひとときは二度とないのですから、今を大事に生きて行かないと
いけませんよね。大切に・・・

ママさんが修行が足りないのでしたら、私は足元にも及びませんから
もっともっと修行をしなくてはいけません(*_*;

娘さんにも娘さんが考えるような友達ができるといいですね。

2015-06-06 土 21:31:59 | URL | 花梨 [編集]
自分は自分だと ほかのひとのことは気にせずってのはある意味わがまま?
厚顔無恥な政治家くらいなもんでしょw
どうしたって独りでは生きていけないと思うのです
ひととの繋がりを温もりを求めてしまうことはもっとも人間らしいとおもいます
わかっているから 悔しさが出てしまうんだろうなって想像しています
2015-06-07 日 01:50:35 | URL | K's [編集]
花梨さんへ
身に余るお言葉をいただいて恐縮です。
大人になった今でも、娘からの問いかけで「友達」って何かなあ~と考えさせられます。
ひとりひとり違うから、それぞれのひとと自分との関係性で、意味合いも違ってくるし、
ひとくくりには表現出来ない言葉ですよね。

娘に対して、自分の価値観を押し付けるようなことはしたくないと思いながら、
気づかないうちにやっぱり自分目線で接しているところがあって、
10代のしかも知的なハンディを抱えた娘のイメージの中の「ともだち」について、
一緒に悩んだり考えたり傷ついたりしてやれるかどうか・・・
難しいところです。

いろんな文章も、自分で読んで納得するだけじゃなくて娘にも投げかけたい、
そんな思いから紹介して読んでもらってますが、負担にならないように気をつけないと、
ですね。

娘のことも気遣っていただいてありがとうございます。
ハラハラしながら、引き続き見守っていきたいと思います。

2015-06-07 日 10:34:48 | URL | ナカリママ [編集]
K'sさんへ
>ひととの繋がりを温もりを求めてしまうことはもっとも人間らしい

ハッとさせられました。
そうですよね。
娘が「友達」を求めて彷徨う様子を半分歯がゆい気持ちで見ていましたが、
他者を求める気持ちは、イコール温もりを求めてるということなんだ、
と、今更ですが、振り返ることができました。

マイペースで自分をしっかり持ちながら、
なおかつ、ひととの繋がりを大事にする、
そんな生き方ができたらいいなあ~と思いました。
ありがとうございます。
2015-06-07 日 10:38:50 | URL | ナカリママ [編集]
はじめまして。
先日はむーにさんのブログのコメントにて足を運んでくださってることを知り、本当に感謝しています。
ありがとうございます^_^

息子はまだともだちの世界は未経験です。
これから、どのように関わっていくのか?
全くの未知数なんですが、ナカリママさんの記事を読ませてもらい、色々と勉強させてください。

よろしくお願いします。
2015-06-09 火 12:57:06 | URL | とめちゃん [編集]
とめちゃんさんへ
こちらこそ、はじめまして!
コメント嬉しいです、ありがとうございました。
おやつ1年分、ってなんだか不思議なタイトルと、吸い込まれそうな海の画面に、
可愛い男の子の笑顔の写真が印象的なブログだなあ~、と、
読み始めてから結構長いのですよ(^-^)

むーにさんところでのコメントも、よく読ませていただいてました。
今回、娘の昔の「ギャン泣き」場面が重なって、
むーにさんと、とめちゃんさんとのやりとりが、胸にじいーんときたのでした・・・

若いママさん達はまだまだこれからのことばかりでしょうが、
それだけ未知の可能性がいっぱい!ってことなので、楽しんでいってくださいね。

私もまた伺いますね。

2015-06-09 火 20:15:50 | URL | ナカリママ [編集]
ありがとうございます!
「おやつ1年分」という名前は、幼少時代、息子のブログを書こうかなと考えていた時に、息子がここぞ!という時に「おやつ、いーちねーんぶーん!」とか言いながら力を込めてたのを拝借しました(笑)
ブログ背景は、息子の名前からのイメージで一目惚れしました。

等身大の息子のことと、たまに私の気持ちもプラスしてのつれづれなるブログですが、よろしくお願いします。

ナカリママさんの記事も一つひとつがじぃんと心に染み入ります。
ご縁があって本当に嬉しいです。

2015-06-09 火 23:41:59 | URL | とめちゃん [編集]
こちらこそ!
タイトルの意味、そうだったんですね、可愛い!
かいとくんだから海、なのにも納得・・・

「そしてぼくがいる」の記事に、う~ん、と感動しました。

まさに今子育て中のママさん達の日々のつぶやきには説得力があります。
昔を思い出しながら、これからも読ませていただきますね。
このご縁、私も嬉しいし、大事にしたいです。


2015-06-10 水 17:14:54 | URL | ナカリママ [編集]
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