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ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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いよいよの準備
帰宅してからこの数日、
何かこのまま奇跡が続いて夢のように回復するのではないかと、
新緑の中で、満たされた思いでいたのですが。

今日、主治医から直接電話をもらい、面会した母からも様子を聞いて、
そろそろ限界の状況にあることが改めて分かりました。

身体障害者手帳は希望に向けての申請、と自分でも分かっていましたが、
それを、病院の方でも「娘さんの気持ち」として受け止めて、
(どう考えてもそこまでの生存は難しいと分かりながら)書類の準備をしてくださっていた、
と知りました。

孫との笑顔の面会ができたことだけでも十分頑張ってくれたので、
これ以上本人の苦痛を増すような処置はお断りして、
とりあえず様子を見ることにしました。

昨日母にも小鳥の話をしたら、
偶然5月10日からがバードウィーク(愛鳥週間)だと教えられ、
今日の面会の際に父に報告しようとしてくれたそうですが、
見ていても辛そうで、鳥の話にはほとんど反応できなかったようです。

こんなことを書くのは自分でも不思議ですが、
父の想いが小鳥を呼んでくれたような気もして、
ヒナの誕生に願いを託すような思いです。


来週火曜には3か月ぶりの娘の受診があるので、薬も切れるし、
何とかそこまで踏ん張って欲しいと思いながら、こればかりはどうなるか分かりません。

孫と祖父、という関係ではなく、私と父、という関係に限ると、
必ずしも良いものではなく、心の葛藤や確執があり、素直になれませんでしたが、
この数週間の間に、過去のわだかまりが溶けて、安らかな気持ちで看取りの準備ができた、
ということに、自分でも改めて驚いています。

また、母は昔からのクリスチャンですが、父は母から話を聞くだけの状態だったので、
最初の危機の夜、病院の許可を得てICUで洗礼を受けることができました。
「あなたの罪はすべて許された」という牧師さんの言葉に、私自身も救われました。
奇跡的な回復を遂げた後も、父に牧師さんが来てくださったことを伝えると、
いい顔でしっかりうなずいてくれました。

これもまた偶然ですが、私が現在「ぶどう膜炎」の治療をしてもらっている病院が、
古くからホスピスを開設しているキリスト教系の病院です。
そのホスピスに関わってこられたドクターの本を読んでいます。

「安らかな死を支える」(柏木哲夫 いのちのことば社)

他の本でも読んだことがありましたが、この本の中でも、
アメリカのニューヨーク大学リハビリテーション研究所の壁に刻まれた詩が紹介してあり、
心を落ち着けるためにも書きうつしてみます。



「ある患者の詩」

大事を成そうとして、
力を与えてほしいと神に求めたのに、
慎み深く、従順であるようにと、
弱さを授かった。
より尊大なことができるようにと
健康を求めたのに、
より良きことができるようにと
病弱を与えられた。
幸せになろうとして
富を求めたのに、
賢明であるようにと
貧困を授かった。
世の人々の賞賛を得ようとして、
権力を求めたのに、
神の前にひざまずくようにと
弱さを授かった。
人生を享楽しようと
あらゆるものを求めたのに、
あらゆることを喜べるように
命を授かった。
求めたものは一つとして
与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられた。
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず、
心の中の言い表せない祈りは
すべてかなえられた。
私はあらゆる人のなかで
最も豊かに祝福されたのだ。



死をどう受け止めるか、ということで、
今回、娘はずいぶん成長したように思います。
(おそらく、離れたところにいる息子もそうだと思います)
父からの贈り物です。

願わくは、看取りの場に間に合いますように、
うろたえず、穏やかに、見送れますように。

まだいくつかやりきれていない準備を整えたいと思います。







読んだ本・文章、見た映画・ドラマ、聴いた音楽 | 17:49:31 | コメント(12)
コメント
こんばんは
心の準備ができる時間があったとしても現実と向き合うことは
なかなか難しいかと思います。
どうか お父さまがあまり苦しまないでいてくださることをと思いますし、
生命力に希望をと願うばかりです。

ナカリママさん いつもいろんなことを教えて下さって
ありがとうございます。
2015-05-16 土 21:42:17 | URL | 花梨 [編集]
花梨さんへ
こちらこそ、いつもありがとうございます。
分かっていても、いざとなると、やはりうろたえてしまいます・・・
が、誰もが経験する道ですから、しっかりと受けとめたいです。

私も、できるだけ本人が苦痛なく安らかに逝けるように祈っています。
一緒に想っていただいて本当に感謝です。
2015-05-16 土 23:22:54 | URL | ナカリママ [編集]
お父様の奇跡の回復は前にも書いたけど 時間というものをママさんとナカリちゃんに与えてくれたよね
精一杯のお父さんの愛情に思えます

ホスピス 緩和ケア
我が国ではほんと少なくて高額なんだよね
彼女は運よく緩和ケアで最後を迎えることができました
スタッフの皆さんの優しくしっかりとした看護に感心しました
おかげで最後まで自分らしくありたいと願ったものが叶えられましたよ
2015-05-17 日 01:53:39 | URL | K's [編集]
K'sさんへ
本当に、その通りと思います。もらった時間をどう活かすか、とにかく、いっときいっときを大切に過ごしたいです。

父の入院先にはホスピス はありませんが、ドクターも看護師さんも穏やかに看取ることに向けて理解があるので、信頼して任せる気持ちでいられます。
ありがとうございます。
2015-05-17 日 10:30:56 | URL | ナカリママ [編集]
「ある患者の詩」なんかわかります。
なけますね
2015-05-17 日 11:16:03 | URL | はるる [編集]
はるるさんへ
私も初めて読んだ時にドキッとしました。
「求めたものは与えられなかったが、願いはすべて聞き届けられた」
というところで、深く考えさせられました。

これがレリーフとして掲げてある病院、というのも素晴らしいなあと思います。
2015-05-17 日 11:29:47 | URL | ナカリママ [編集]
ナカリママさん、こんばんは^^

最後に残っていた『わだかまり』が溶けたという事が、とても素晴らしい事ですね(*^^)v

それはお父さまの愛であり、ナカリママさんの愛でもあると私は思います。

私もそうですが、『わだかまり』とか『確執』とかを残してしまう人って多いと思うのです(苦笑)

後で、『なぜそうだったのか?』っていうのが、『分かったり』もするんですよ、遅いかもですが(笑)

また、お父さまが心の支えとして(だと思ったのですが)、洗礼を受けられたのもとても素晴らしいですね。

『恐れ』や『不安』が無く(又は少なく)この『生』を生き切る事が、この世界に残された人たちへの最大の贈り物なのかもしれません。

私もナカリママさんのブログのリンクさせてくださいませ<m(__)m>

よろしくお願い致します。

2015-05-17 日 18:53:05 | URL | 真知子 [編集]
真知子さんへ
リンクありがとうございます。
昨夜になって(眠れなくて過去記事を見たりしていて)、
真知子さんの9.11の記事に、K'sさんもコメントされておられたこと…
に、初めて気づきました。
いろいろな人の繋がりやご縁に感慨深い思いです。

父とはもう会話を交わすことは出来ない状態ですが、
この間、娘として少しでも看護させてもらえたこと、
一緒にいる時間が持てたこと、
その中で、確執を越えて、娘の口癖「大好きだよ」が自然と口から出てきたこと
で、自分で自分を許せた気持ちがします。
悔いが残らないように時間を与えてくれた父に対して、
やっと、本当に心の底から素直になれたように思えます。

真知子さんのブログタイトルの「和」という言葉が心に沁みます。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

2015-05-17 日 20:47:20 | URL | ナカリママ [編集]
今晩は。
いただいたコメントに、ナカリママさんの近況について少し触れられていたので
気になって訪問させていただきました。

たいへんな状況のなか、私のブログを見に来てくださって、コメントまでいただき、本当にありがとうございました。

私は一人っ子で、母は祖母と二人、遠方に住んでおります。

母も祖母も、いつまでも元気でいてくれるような気でいたけれど

もちろんそんなわけはなくて

自分もいろいろ考えておかなければ…と思いました。

どうかお体、ご自愛くださいね。
2015-05-17 日 23:47:22 | URL | あめのちはれ [編集]
あめのちはれさんへ
いえいえ、こちらこそ、本当に、読ませていただいてホッとしたり、
昔を思い出して懐かしかったり、クスッとしたり、で助けられました。

私も一人娘で、夫婦双方実家が遠方なので、
親の高齢化はダブルケアの形でのしかかり、
それを「苦」と捉えるのも気がとがめながら、現在の状況に至りました。

いろいろと準備していても、「その時」が来なければ分からないこともありますから、
どうか、まだまだ小さなハルくんやヒロくんとの毎日をたっぷり味わってくださいね。

お気遣い、私も本当に嬉しかったです。
これからも更新楽しみにしています(当面なかなか訪問できないかもしれませんが)。

2015-05-18 月 00:01:45 | URL | ナカリママ [編集]
そうなんですね。。
記事を読んで、思った以上の早い展開に驚きました。
ナカリママさんはクリスチャンのお母さまに育てられたのですね。ウチと同じで又驚きました。笑

お父さまが病床洗礼されたとの事、本当に良かったと思います。魂の平安は何事にも勝ると私も思います。あとは委ねていきましょう。
お父さまとご家族が主にあって守られますよう祈っています。

そう言えばあの詩…有名なのかしら?
実家にも貼ってあったので知っていました(^^)
2015-05-18 月 00:55:55 | URL | むーに [編集]
むーにさんへ
むーにさんのお母さまもクリスチャンだったとは、本当にご縁に驚きです!
今は、全てのことに時がある、と、母と話をしています。

私が喪主になるとはいえ、
牧師さんがほとんど任せてくださいと言ってくださっているので、
その点では随分支えられています。

あの詩は死生学関係の本で読んだことがあった気がします。
幼い頃から、心臓病の母を先に送ることになると覚悟していたのに、
こんな展開になるとは・・・です。
でも、順送りという意味で、父の何よりの母へのメッセージだと感じます。

お祈りありがとうございます。
すべて委ねて、自分にできることを果たしてきますね。

2015-05-18 月 01:23:54 | URL | ナカリママ [編集]
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