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Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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奇跡、そして身体障害者手帳の申請、とナカリの反応
喪服を持って心の準備もして4泊5日の帰省。
先ほど自宅に戻ってきました。

到着した日に、主治医から「奇跡です」と言われました。
何人もの患者を診てきた外科医が10人以上、生存は非常に厳しいと判断したのに、
そこを乗り越えられたのは奇跡的な生命力というしかない、とのこと。

小腸を全部摘出しているので、高カロリーの輸液を行いながら、
人工透析もしつつ、それでもなお回復の兆しを見せていることに、
周囲の皆が驚かされていました。

ドクターの言葉にホッとしたけれども、会ってみると本人の様子は痛々しく、
予定通りいざという時に備えての準備を進め、いつでも対応できる状況を整えた中で、
毎日の面会から帰る時、涙をふきながら母の病院に娘を迎えに行く、という数日間でした。

本人はまだ小腸が無いことなどつゆ知らずと思いつつ、
とりあえず市役所に行って身体障害者手帳申請用の書類をもらい、病院にも渡してきました。
これは、生きぬくことを想定しての方の準備で、
娘の療育手帳取得の時のいきさつとは逆に、希望を託す申請、となりました。

主治医の先生から、難病指定になっているクローン病や、
様々な事情で切除を繰り返して「短腸症候群」と呼ばれる病気になってしまった場合でも、
状況によっては働いている人もいるし、生活は可能、とのお話をうかがい、
ひとのいのちの不思議というか、生きる力というか、
いま、このときも、病と闘っている人たちがいる、ということに強く励まされています。

2日目の面会の際、父ははっきり私を認識してくれ、
夢身心地だったのか、私が小さい子どもに見えたのか、
手を伸ばして私のほほを撫でたり顔を触ったりしてくれました。
まだほとんど声は出ませんが、
初めて「おみず」と聞き取れた時の嬉しさは忘れられません。

ただ、本当に重病人なので、孫との面会は慎重に・・・様子を見ながらで、
昨日初めて連れて行った時には、父の方の調子が悪く、
少し会っただけで母の病院に連れ帰ったので、
最終日の今日、帰りの飛行機に向かう前に、初めて笑顔の対面ができました。

ナカリは「私のこと分かったかな?」「私、変な顔してなかったかな?」と気にしながらも、
しばらく父の傍についていてくれ、父も孫の方を見て嬉しそうに「いい顔」をしてくれました。
ただ、感情が高まるとナカリが泣きそうになるので、泣いてしまう前にそばを離れてソファに座り、
気持ちを切り替えて音楽を聴いたり、持っていったギャグ漫画を見たりしながら、
その間はずっと私が父に付き添っていました。
帰り道、ナカリが何度も「別人みたいやった」という感想を口にするので、
こうやって、人は年を重ねていく、老いていくんだよ、と話しました。

そして、昔、読んだ絵本「だいじょうぶ だいじょうぶ」(いとうひろし、講談社)
一緒に思い出して、似てるねえ、と話しました。
「とっときのとっかえっこ」(サリー・ウィットマン 童話館出版)
「葉っぱのフレディ」(レオ・パスカーリア 童話屋)も、似た内容を扱っているので、またの機会にと思います。

急な理解、は難しくても、少しずつ時間をかけて、ゆっくり受け入れることは可能かな、
と、今回、父が「時間」を与えてくれたことに改めて感謝でした。

ふだんは深刻に考えなくても、やはり、人は誰でもいつか必ず死を迎える、ということを、
この間ほんとうに実感し、
前にも書きましたが、日々の一瞬一瞬を大事にしたい、自然の恵みに感謝したい、
という気持ちが改めて強くなった気がします。

気を張って過ごしていたから、帰宅後も少し「お腹が痛い」と言っているナカリですが、
大きな経験ができました。


お祈りいただいた皆さん、お気遣いいただいた皆さんに、心から感謝しています。
取り急ぎの報告です。

ありがとうございました。






子どもの日常 | 21:38:22 | コメント(6)
コメント
命というものはほんと不思議な力を持ってるんですよね
生あるうちにいかに過ごすことができるか 必ずたどり着く死まで為すべき事があるんですよね
おとうさんはきっとなかりちゃんに時間というものを与えてくれているように感じましたよ
2015-05-13 水 00:56:02 | URL | K's [編集]
ナカリママさん、お帰りなさい<m(__)m>

お父さまの『奇跡』、とても凄い事ですね!!

お父さまがご自身の身をもって『生きる』という事を教えてくださっている気がします。

お嬢さんもお父さまに付き添って、感じるものは多くおありになったのではと思います^^

ナカリママさんが一番お疲れかと思いますが、体調崩さぬよう、気をつけてお過ごしくださいね。



2015-05-13 水 00:59:28 | URL | 真知子 [編集]
K'sさんへ
本当に、すべてのことに「時」があるのだなあと感じます。
「ゆっくり」が必要なナカリにとっては何よりの贈り物だと思いました。
ありがとうございます
2015-05-13 水 11:21:00 | URL | ナカリママ [編集]
真知子さんへ
ありがとうございます。
自分の立場が「娘」になったり「母」になったり、(「妻」がおろそかになってますが)、
慌ただしい毎日ですが、それぞれの立場で税一杯「生きる」ということが
何かしらどこかでつながっている、という命の不思議さを感じています。
何でもないような、日々の些細な出来事にも意味があるような気がして、
真知子さんのブログの文章にも力をもらっています。

リンクフリーと書いていただいていましたので、リンクさせていただきますね。
これからもよろしくお願いします。
2015-05-13 水 11:26:53 | URL | ナカリママ [編集]
無事に お帰りなさい。
奇跡的な生命力にということに 元気をもらってます。

希望を持って ゆっくりと前にすすみますように・・・

ツバメもひながかえったようでにぎやかになってます。
お知らせまで・・・




2015-05-14 木 22:14:09 | URL | 花梨 [編集]
花梨さんへ
ありがとうございます。
お医者さん達が本当に「奇跡です」と驚いておられ、
私たちも、父の姿から力をもらいました。

ツバメの誕生!
良かったです~お知らせが嬉しくて、気持ちも軽くなりました。
ひな達がみんな、無事に巣立てますように!!
2015-05-14 木 22:59:18 | URL | ナカリママ [編集]
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