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ナカリ母

Author:ナカリ母
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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父の看取り と ナカリの口癖「いい顔~!」「大好きだよ」
予定を繰り上げて帰省したのが正解で、
私の到着を待たずに父が昨日緊急手術、小腸全摘出という形になり、
術後の説明で、「夜がヤマです」と聞いて眠れないまま、
用意された病室で、叔父と一晩過ごしました。
が、手術中に血圧が20まで下がり、いのちの危機に直面したというのに、
一晩乗りきったあと、鎮痛剤が切れて意識が戻ってからは、
こちらの呼びかけにうなずいたり微笑んだりもしてくれ、
これは「奇跡」だと思いました。
祈ってくださった皆さん全てに感謝です。
ありがとうございました。

ただ、重篤な状況には変わりなく、
徒に苦痛を増すような延命措置は行わないことに同意して、
あとは時間の問題というところに来たので、
可能な準備を進め始め、残される母の心のケアを最優先して対応しています。

最終便の飛行機に向かうまでの間、本人の体調と、こちらの時間の許す限り面会して、
すこしずつでも声をかけ続けました。
気がつくと、娘の別の口癖「いい顔~!」「大好きだよ」
を父の耳元で繰り返している自分がいて、
それに対して父が反応してくれたので、心から良かったと思い、
帰宅してから娘に様子を伝えました。

私がにこにこしていると、嬉しそうに「いい顔~!」と素直に喜んでくれる娘。
19歳の今になっても、照れることなく「大好きだよ!」と繰り返してくれる娘。
彼女がいたから、父の最期を前にして、親子の間の複雑な思いを横に置いて、
素直に父に言葉をかける事が出来たと思います。

「いい顔~」というと、娘のイラストの笑顔が思い出されます(^-^)

父は、緊急手術になる前日、
私がまだ帰省できていなかった時に、
母と叔父に対して、ニコニコニコニコ仏様のような笑顔を見せたそうです。
母は「ろうそくが消える前にポッと明るく輝くような感じがした」と泣きましたが、
目前に迫る死を前に父が笑ってくれたことは、
残される私たちにとって何よりの救いになりました。
今日も、ほんとうに、「いい顔」をしていました。

また、
連休で帰省中の上の息子が留守中の家事一切を引き受けてくれていたのですが、
「言わなくても一人でできることが増えてた」と、を妹を褒めてくれました。
これも彼女の「自立」への大きな一歩。


今日の昼間、待機用の病室で一人で心細かった時に、娘から来たメールです。

「どうですか?おじいちゃんは大丈夫かな?」
「様子どうですか?大丈夫かな?」
(大丈夫、と返事すると)「良かったよ、ありがとう、おじいちゃん大好きよ。
最近、頭の中でおじいちゃんが思い浮かぶよ」
「さっき泣きそうになったよ もうお別れなのかな 悲しいね
いっぱいお世話になったね おじいちゃんありがとう」
「大丈夫かな?なんか悲しいね どうしたら元気になれるかなあ」

都度都度、応えてメールしましたが、
帰宅後、いよいよという状況を伝えると、
みるみる涙をいっぱいためて「恩返しできたかな」
そして、「もう、さようなら、と思っとく」と、答えてくれました。

連休明けて、今週末に娘を連れてまた帰省予定ですが、
それまで父が持つか、どんな形で娘を父と対面させるか、まだ思案中です。

祖父の死で子どもがショックを受けた、
という友人の話を複数聞いているので悩みどころです。

でも、先のことを考えても仕方ないので、とにかく一日一日です。


それから
「看取り」という言葉を病院で聞いて、とてもやわらかくて優しい言葉だと感じました。
連休関係なく、精一杯看護してくださるスタッフの方達の心遣いにも、
何度も涙が出そうになりました。


こんな展開になるとは全く予想しないでアップした「あした死ぬかもよ?」の記事が、
今となっては、不思議なくらい父の姿に重なります。

「笑って死ぬ」という場面を、私は最初、
生き抜いた!という達成感に満ちた、明るい、さわやかなものとしてイメージしていましたが、
不測の事態で、本人には納得のいかない状況であってさえなお、
残されたものに対して笑顔、というか、ほほえみを残すことはできるんだなあ、と
深く感じ入りました。
昨日今日の父は、仏様のような顔、というか、魂が半分抜けていっているというか、
この世の人とは思えないような表情でした。

ドクターも、とりあえずヤマは越したのであとは現状維持に努めます、とのことで、
父はまだあとしばらくの間は頑張ると思います。
が、
今日、いったん私自身は、「看取り」のつもりで、何度も会い、言葉をかけ、別れてきました。
その際に、娘の口癖「大好きだよ」「いいお顔だよ」が思いがけず口を突いて出てきたこと、
それに対して父がうなずいたりほほえみを返してくれたこと、を思って、
あらためて娘に感謝しています。


「無事にね」とおなじくらい、「大好きだよ!」「いい顔!」もだいすきです。
ありがとう。
父にも、大切にしてくれてありがとう、を繰り返し伝えました。
最期まで耳は聞こえていますよ、と言われたた通り、
こちらの呼びかけに、しっかりうなずいてくれたことが私も本当に嬉しかったです。

ありがとう、大好きだよ、いい顔だよ!!







子どもの日常 | 00:32:37 | コメント(3)
コメント
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2015-05-05 火 02:11:58 | | [編集]
お父さま 一生懸命頑張っていらっしゃいますね。
ナカリママさんの言葉が生きる気力となっているのかもしれません。
ナカリママさんを通して、お孫さんたちの想いも伝わっていると思いますよ。

ありがとう、大好きだよ、いい顔だよ!!

素敵な言葉ですね。
声に出して伝えることができて良かったですね。



2015-05-06 水 22:35:44 | URL | 花梨 [編集]
花梨さんへ
ありがとうございます。

子どものことばに、ハッとさせられることが多くて、
親になることができたことにも感謝です。

父に「伝わった」という実感を持ち帰れたことが
私自身の救いになりました。それも感謝です。

落ち着いて、深呼吸して、頑張ります。
2015-05-06 水 23:05:30 | URL | ナカリママ [編集]
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