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ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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土の器~追悼・日野原先生、本土空襲、日航機事故
ご訪問ありがとうございます。

今朝は昨日に増して過ごしやすくなりました。
夜、自然の風で寝ることができたのも久しぶりです。
外から、ジージーと、何か電球が切れる前のような音が聞こえて気になるので、
なんだろう?と家族にも聞いてみたところ、息子が耳をすませて「セミとちがうか?」というので、
外まで出て行って確認したら、隣との壁に茂っている蔦の中から、切れ切れに聞こえるその音は、まさにセミ。
日が暮れてずいぶん時間がたつのに、最期の最期の力を振り絞って、1匹だけ、なき続けていたようです。
それも寝る頃には聞こえなくなっていました。
セミの絶命した姿や、
弱ってひっくり返っているのをつかもうとするとまたバタバタと羽根を動かしてうつぶせに戻るけど、
しばらくしたらやはりひっくり返って絶命寸前、という姿・・・まさに虫の息、
そんなのを思い出しながら、命を考えていました。
息子によると、古代ギリシャでは「セミは詩人の生まれ変わり」と言われていたそうです。


昨日の朝日新聞夕刊の「惜別」コーナーに、日野原先生が掲載されていました。
母の誕生日に逝かれた先生。
>3月半ばに「脱水症状だと思う」と訴え、入院・・・人工呼吸器や胃ろうを拒み、自宅での療養を望んだ
とのくだりに、「死期を悟る」というのはこういうことなんだな、と、ただ、もう感心させられました。
母も、最期の救急入院の時点で、脱水、昏睡に近い状態から意識を取り戻し、
わずかの点滴だけで10日たらず踏みとどまって、点滴を外した日に逝きました。
母がまだ結婚する前、母方の父がガンを患い、
自宅の布団で、まわりのみんなに「ありがとう」と言ってから、カクッと亡くなった、という話を、
母から何度も聞いたことも思いだし、会ったこともない祖父のことを身近に感じました。
その人の存在を忘れない、誰かが覚えていて伝え続けることで、
心の中に生き続けることができるんだなあ、と、改めて思いました。

日野原先生は、
聖書を引用して人間の体を「土の器」にたとえ、
器は滅びるが、内なる魂は永遠である、と書かれていたそうです。
母も、常に、迫りくる死と向き合いながら、「国籍は天に在り」の言葉を支えにしていました。
お墓にもその言葉が刻んであります。
人の心は、信仰によってこんなにも強くなれるんだなと考えさせられます。
9月の合同慰霊祭には私一人で帰省の予定ですが、
その際に再度ゆっくりお墓の掃除をして来ようと思っています・・・


夜には、また、家族4人そろってNHKスペシャル「本土空襲・全記録」という番組を見ることができました。
両親から聞いた空襲や機銃掃射を、私も子どもたちに伝えてはきたけれど、
伝えきれない、私も知らない、たくさんの過去を、映像の力で目に焼き付けてくれました。
見ることができて良かったです。
戦争に対して不安がるナカリにも、
こうやって語り継いでいくことで、過去を学び、間違いを繰り返さないように、と、がんばっている人たちがいるんだよ、
と、番組を作ってくれた人、見ている人、がいることを考えて、安心させることもできました。

番組の最後で、
戦争中は日本人を殺すことだけを考えていた、という旧アメリカ軍人のご老人が語られていた言葉、
・・・戦後何十年もたってから日本に来て、子どもが手を振ってくれる姿を見て初めて、
自分が爆弾を落とした下には人間が居たのだと悟った、
ビルの谷間から青空を見上げると自分が自分の上に爆弾を投下してくるように感じた・・・
というような内容が、青空の映像とともに胸に焼き付けられました。


そして、
日航機事故から32年。仏教でいう三十三回忌だったことも、報道で改めて思いだし、
あの時、夜中もテレビの映像から目が離せず、夜が明けてから、伊丹空港発の帰省の飛行機に乗ったこと、
空港の待合室では、みんながテレビにクギづけで、生存者救出の場面にホッと胸をなでおろしたこと、
・・・いろいろと思いだされました。


理不尽に命が奪われる悲しみに、
怒りや憎しみの連鎖に、
息苦しくなりながら、
一方で
天命を全うできること、死後に備えること、
の重みも感じて、
やはり夏に考えさせられることは多いな、と、
自分も年を取ったということと併せて、
かみしめるような一日でした。

少しだけ秋の気配を感じながら、
朝の静かなひとりの時間にパソコンを打てるしあわせに感謝しながら。

読んでくださってありがとうございました。




未分類 | 08:51:26 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
ナカリママさんへ
日野原先生‥
いつだったか
朝食にスプーン一杯のオリーブオイルを
飲まれている様子を見て
早速翌日から私も真似ていました(^◇^;)

長く生きたいのではないけれど
最期まで自分でありたいと‥
それだけが心配なのでね^^;

素晴らしい方でしたね。

先生の言葉の中に
命の使い方があったように思います。

この命‥
自分のための時間ではなく
人の為に使うことを学んで欲しい

誰かのために自分は何が出来るのか
出来ることをしていく
して貰おうではなく
人の喜びをみて幸せを感じられる人‥

そんな人に私もなりたいです。

旧アメリカ軍人のご老人のお話を聞いて
涙が出てきました。

戦争は多くの命を奪っただけでは無く
人の心をも奪ってしまいましたね。

2017-08-15 火 13:59:45 | URL | iomama [編集]
いろいろお話できて嬉しいです。

日野原先生の、命の使い方、のお話、私も読んだ記憶があります。
いのちは時間だ、とおっしゃっていたことも…。
自分の時間を誰かのために使う、って、尊いことですね。もちろん自分のために使うことは、まず不可欠ですけど。

元アメリカ軍人の方のお話は、
前半部分で、日本に対する憎しみをまだ引きずっておられるのかと思う内容だっただけに、最後に、詰まりながらも、過去を悔いてらっしゃるのが伝わって、胸に迫りました。
同じNHKスペシャルの731部隊特集でも、番組の最後に、旧日本軍人が、裁判での証言で、声を詰まらせながら、今は心から懺悔する日々だということ、もし生まれ変われるなら、次は人類のために力になりたいと願うこと、を語られていて、人間は悪い方にも良い方にも変わり得るんだと、しみじみ考えさせられました。

コメントをいただけることで、一緒に深く考えることができて、本当に感謝です。ありがとうございました。
2017-08-15 火 14:35:16 | URL | iomamaさんへ [編集]
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