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Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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障がいのある女性が母親になることについて・・・親の思い
ご訪問ありがとうございます。

前回の記事のびっくり発言「おかあさんになってみたい」について、
コメントを通じていろいろなご意見を伺い、
私なりに考えてきましたが、これは、書くことで整理した方がよさそうかな、と思って、
記事にすることにしました。


「母親になる」ということは、一人ではできません。
父親の存在が無ければ子どもは生まれません。
(若い年齢で妊娠してしまう場合、望まない妊娠である場合、
責められるのは女性側で、男性の存在が見えなくなっているように思うのは、
私が中学校で教師として性教育をした経験から思うことなのかもしれません)
父親の責任が問われない、という事は、
世の中が男性の性衝動に対して寛容すぎることも背景にある気がします。
それはそれで別問題に発展しそうなので、話を戻します。

お父さんもお母さんも両方いてこそ可能な妊娠。

でも、
子どもを産むことに関して、女性の側に大きな負担と責任がのしかかる、のは事実です。
昨今、卵子も老化する、と言われ、出産適齢期?が話題に上り、
妊活や、卵子の凍結、がニュースになったりもしています。

その背景には

「健康で元気な子どもを産む」

ことを社会が求めている空気があるから・・・のような気がします。

2チャンネルなんかだったら、この時点で罵声が浴びせられそうですね。
当たり前なんだよ、なに言ってるんだこのおばはん、って・・・


実際に、ハンディキャップを持った子どもを授かると、
個人としての親だけでなく、社会全体でも支えるための体制が必要になり、
いろいろな負担が生じるし、その財源は税金です。
また、ただ「見ている」だけの人にも辛い思いをさせるかもしれません。


でも

子どもは、どんな子どもであっても、授かりものです。
(重度重複障がいをもって生まれた子の母となった友人は、生まれた直後の娘に対して
「この子は母親になれない」と決めつけた自分が、娘に対して失礼だったと後から気づいたそうです。
そして、子どもは「授かりもの」ではなく「預かりもの」なんだ、と考え、
心を込めて育て上げ、家族で支えあって生きています)


親の人生設計通りに子どもを産もうと思うのは、
「家族計画」という意味では大事なことだけれど、
人生は思った通りに進まないからこそ人生だし、思った通りにならなかったときに、
それをどう受け入れ、どう切り抜けていくか、その人の人生観が問われる場面だと思います。


なんだか、
書きながら涙が出てきてしまいました。


大人になって、
母親になってから、
自身の障がいに気づいたり告知されたりした方もおられるでしょう。
結婚してから、
配偶者の障がいに気づいた方もおられるでしょう。

その後の人生の選択は、人それぞれで、
どんな苦難も、人に肩代わりしてもらうわけにはいかないので、
それを引き受けて、日々、みんな生きているのだと思います。

私のブログを訪れてくださる方の中にも、
母親であり、かつ障がいをもっている、という方たちがいらっしゃいますが、
みなさん、おひとりおひとり、それぞれの人生を生きてらっしゃると思います。
メンタルの障がいを抱えつつ、自分の娘が「母の障がい」をどう受け止めるか、
母親として悩んでおられる方も知っています。

ほんとうに、ひとりひとり抱える課題や状況は違いますが、
なにか、通じる思いがあることも感じます。
人ごととは思えません。



娘の友達で、ダウン症をもって生まれた子のご両親は、
「結婚は出来ても、出産は無理やろ~。出来たらニュースになるわ」
と、よく、笑って言われます。
その友達は、小学校の時から、大人になって何になりたいか聞かれるたびに
「おかあさん」
と、笑顔で答えていました。


おかあさん


娘は知的な遅れもありますが、自分自身の障がいをよく分かっています。
だから、
結婚も出産も無理だと自分で分かっている様子でした。
それが、
「精神的な思春期」を迎え、体も準備ができてきて、
この最近になって初めて、
「おかあさんになってもいいかな、なってみたいな」と思ったというのです・・・


当たり前の感情です。
健康的な発達です。

でも、これを止めなければならない。

涙が出てしまいます。


過去、
ハンセン病患者の方々や、重度の障がい者は、本人の承諾なく子宮摘出手術を受けさせられました。

年頃の、障害をもつ娘の母親同士集まって話題になるのは、
施設内で妊娠させられた例や、父親が分からないままシングルで出産した例や、
これがあるから女の子にはしっかり性教育して、きちんと守ってやらないと、といった話です。
生理が来ても喜べない、逆に心配事が増えるだけ、というのが悲しいかな、多く聞かれる声です。
でも、だからといって、我が子の子宮や卵巣を摘出しよう、という話は聞いたことがありません。

娘も、赤ちゃん要らないのに生理は要らない、と、生理痛に苦しむたびに言っていましたが、
女性の体は複雑なんだよ、赤ちゃんを産むためだけに生理があるわけではなくて、
体のリズムを整えるために、女性ホルモンが働いて、いろんな形で体を守ってるんだよ、
と説明して、生理の日にちは必ずメモさせるようにしています。
要らないからと言って、摘出してよい臓器はないと思います(でも盲腸は要らないのかな?)。


「おかあさんになってみたい」

子どもっぽい夢だけれど、それを笑顔で受け止めてやることができないことについて、
最初は、それほど深く考えていなかったのですが、
(というか、想定外だったので、あっさりと無理じゃん、で片づけてしまえると思っていたのですが)
最後のコメントをいただいた後、時間がたつにつれて、じわじわと胸が締め付けられ、
彼女の中の「あこがれの人生」を、
親子で一緒に話し合いながら否定していかねばならない辛さに、
ついに、涙がこぼれてしまいました。


ごめんなさい。
感情に任せて書いてしまったので、読んでお気持ちを乱された方がいるかもしれません。

ただ、
感情を外に出す事はやはり大事だな、と書きながら思いました。
ずっと、モヤモヤと心にかかっていたものが、
書くことで少し霧が晴れるように、何か見えてきたように、感じられました。
涙を流すことも大事ですね。
一緒に感情が洗い流されました。


こんな気持ちを、母とも話し合いたかったです。
こんな時が来るなんて思ってなかったので、母に聞いてほしくなりました。
母は、病を抱えながらだったのに、私の子育てをたくさん助けてくれました。
私自身は、母みたいに、孫育てをできる自信も気力もありません。
娘の障がいの問題を抜きにして、
「女の子はね、出産のときまで母親は生きていてあげないといけないよ。」
と言っていた母です。

今の私の気持ちを伝えたら、どんなアドバイスをくれただろうか、と思ってしまいます。
最期の言葉が「ナカリを誉めてやるんよ」と、孫の行く末を一番心配していた母です。


おかあさん、ということばには、いろんな思いが詰まっています。

実際には無理だけれども、ナカリが
「おかあさんになってみたい」
と言ってくれたことが、私は、ほんとは、とても嬉しかったんだ。
やっと、そう気づきました。

(だって私は「おかあさんなんかになりたくない」と思って、独身キャリアウーマンを目指していたから)
ナカリの中に「おかあさん」という言葉が、肯定的に存在していることが嬉しかったんだ。

ごめんね、ナカリ、そして、ありがとうね。
これからも、いろいろ厳しい人生だろうけど、一緒に生きて行こうね。
生きてる限り(死んだ後も)いつまでも、私はナカリの「おかあさん」だからね。



長い文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。



未分類 | 12:10:57 | トラックバック(0) | コメント(12)
コメント
おかあさんになりたい、という思いは、障がいがあってもなくても、また女性でも男性でも健康な心がそう思わせるのではないでしょうか。
私は・・・だから、結婚なんてできない、子供も産めない・・・というように思い詰める時間が長くなると大変かも知れません。また、さまざまな人生の中で結婚したいけどできない方はたくさんいますが、本当はしたいんだよなぁと心で思っているのはとてもほほえましいように感じます。
勝手な感想ですみませんね(笑)
そういった本心さえ隠し、本人も気づけないようになってしまうとつらい状況になってしまうような気がしますので、その辺が難しいところかもしれません。
2017-06-03 土 15:22:39 | URL | 節約ドットコム [編集]
わたしは結婚していますが、絶対に子どもは産みたくないです。
子どもは自分よりも愛おしい存在だと、言っているひとをよく見かけるので
そんな大切な存在を、こんなにも苦難に満ちた世界に産み落としたくないのです。
他には、わたしの精神的脆弱さを考えると
虐待は避けられないだろう……という懸念もあるからです。

わたし自身が生まれてきてよかったと思えないのに
どうして愛しい存在に、同じかそれ以上の苦痛を味わわせられようか。

そう考えると、ナカリさんの「おかあさんになりたい」という言葉は
ナカリママさんがご指摘していらっしゃる通り
ナカリさんの中に肯定的な母親像があるということの証明であり
また、世界に対する信頼感も芽生えつつあるということなのかなと感じました。
ナカリさんは、素敵な女性に育ったのですね。

いつも的外れで、自分のことばかり書き殴るコメントで申し訳ございません。
2017-06-03 土 17:00:43 | URL | k.s. [編集]
節約ドットコムさんへ
早速の返信をありがとうございます。
おかげさまで、娘は気持ちの切り替えも早く、
「やっぱり想像で満足!」と、今は笑顔になっています。
(具体的に、この人と結婚したい、とか、この人の子どもが欲しい、とかいう感情ではないので、思い詰めることなく、すんなりと納得したみたいで、良かったです)

書いていただいたように、今は、私自身も、ほほえましいなあ~という気持ちになり、
もやもやが消えて、すっきりできました。
とても支えられました。本当にありがとうございました。
2017-06-03 土 19:31:44 | URL | ナカリママ [編集]
k.s.さんへ
ご自分のことを書いていただけて、とてもありがたく思います。
的外れどころか、心に響くコメントを、本当にありがとうございます。

娘は今回、こんな形でびっくりさせてくれました(笑)が、
息子は、もうずーっと昔から、「子どもは絶対作らない」と言い続けていて、
その気持ちは今も揺らいでいない様子です。
その理由が、K.s.さんが書いてくださった内容と似ているので、
読ませていただいて、痛いくらいにお気持ちが伝わってきました。
息子曰く、自分が生きていくのにこんな苦しい思いをしているのに、
子どもに同じ思いをさせるなんてとんでもない!
こんな世の中に自分の子どもを生み出すなんて考えられない!・・・と。

息子の方は、私に対して「なんで生んだんだ」的なことを言ったことはありませんが、
10代中ごろ、「生きているのがしんどい」「生まれなければよかった」
というような内容を、よくつぶやいていて、
その延長線上に「子どもは持たない」が出てきたので、
親としては、なかなか辛いものがありました。
今はだいぶ落ち着いてくれたので、
この先、生きづらさは抱えながらも、何とか生き抜いて行ってくれるだろう、と、
少し安心して見守れるようになったことが、救いです。
欲を言えば、よい伴侶と巡り会えますように、と、願いながら。
(それは、息子に対しても娘に対しても思うことですが・・・)

k.s. さんが穏やかな家庭生活を送られますよう、心からお祈りしています。
私の独白のような記事に対してコメントしてくださったことに、心から感謝します。重ねてありがとうございました。
2017-06-03 土 19:58:53 | URL | ナカリママ [編集]
くまの年代 くまだけかもしれないけど
 一番の親不孝が 親より先に 死ぬことと 教わってた
  そんな中 私は この子を 置いて 死ねないっと
   くまが 若い頃 親たちも 若い頃ですけど   
    重い言葉が あったのを 思い出します
     その人達が どんな思いで 亡くなったのか?
       そこまでの ドキメンタリーは 見たことが 無いですけどね
くまの身近にも 知的障碍者が いました おじさんに当たるんですけどね
 もう小さい時だけど おばちゃんの家に 遊びに行って
  家には 風呂がないので 銭湯へ その頃は 当たり前に 銭湯でした   いい大人が おばあちゃんと一緒に 女風呂に
    小さい  くまは まだ 十分に OKだけど
     ビックリ
そんな話を 最近 母親に 話したら
 くまには 優しく 人と争うような おばあちゃんと 思ってたけど
  銭湯と おおもめたけど 納得させたそうですし
   道路工事などの現場にも 見る人が いないので
    連れて行ったそうです 
昔は 助けてくれる人も 多かったのかもね
 お母さんが 腹を くくらないと
  
   

2017-06-03 土 20:36:51 | URL | 北海道のくま [編集]
希望と願いと妄執と
小さい子供が、
デパートでおもちゃを見つけたが、
あまりにも高額で買えない。
ふと気付くと、
そのおもちゃを手にしている。

取り上げれば子供は泣きわめきます。
願いを叶えてあげるべきでしょうか?

ある子供が、
集団でいじめに加わり、
ある親は気付いてやめさせた。
止めなかった親もいた。
いじめられた子は自殺し、
いじめっ子は親もろともネットでバッシングされ、
父親は失職、
家族は転居を余儀なくされた。

好きなようにさせておくべきだったでしょうか?

大人になった息子が、
「この株は儲かる」と、
借金までして購入しようとした。
ある親は止めた。
ある親は子供の願いを優先した。
株価は暴落、
息子は多重債務を抱え、
投獄された。

分別や賢明な人生は、
人生経験と理性的判断なしでは送れない。

人間は様々な事を願い、
多くは自ら不幸になる。

恋愛に憧れ性病に感染し、
不妊症になる女の子。

結婚に憧れわがまま勝手な娘と結婚し、
離婚を余儀なくされ子供も不幸にした男。

「人間の願望と希望こそが、
 人間を限りなく不幸にする。
 願いに固執するな。
 
 心の安らぎ以上の賜物はなく、
 静かに生きられる以上の幸いはない」

老子も釈迦も、
同じ事を言っています。
2017-06-03 土 21:46:41 | URL | motomasaong [編集]
微笑ましいです♪
こんにちは(*^_^)/

とりあえず現実をどうするかよりも今は気持ちが大事だと思います。
生まれたことや生きることを是認できていなければなれない気持ちです。
ナカリちゃんは、それを肯定的に捉えられるようになったということで、
そのこと自体はとても喜ばしいことなんじゃないでしょうか♪

現実の話になると障害の有無関係なく、出産までには過程が必要ですから、
その都度向き合っていくことが大切だと思います。

ところで、盲腸も炎症を起こしたりしなければあった方が良い臓器らしいです。
盲腸を取ってしまった人は毒素の処理が肝臓だけになってしまうので、
肝臓が盲腸の分を頑張らないといけないと聞いたことがあります。
2017-06-03 土 21:53:39 | URL | 在嶺結為 [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017-06-03 土 22:24:07 | | [編集]
北海道のくまさんへ
親より先に子どもが逝くのが一番の親不孝、というのは私もよく聞かされました。
「この子を残して死ねない」というのも、今、まわりの母同士で、よく話題になります。
みんな、親亡き後を考えないわけにはいきません。
それは、今も昔も同じなんですね。

銭湯・・・も懐かしいです。
中学まで公営住宅で、内風呂が無かったので、銭湯の思い出が沢山あります。
おばあさま、頑張られたんですね。母は強し、ですね。

はい、腹をくくります!
ありがとうございました。
2017-06-03 土 23:40:31 | URL | ナカリママ [編集]
motomasaongさんへ
申し訳ありません、例え話で何を問題にされたいのか、私には理解できません。
娘の思いが、わがまま勝手な願望、希望だとは思いません。
「妄執」の意味も理解し難しいため、
ご期待に沿える言葉を返すことができませんこと、ご理解ください。
2017-06-03 土 23:45:57 | URL | ナカリママ [編集]
在嶺結為さんへ
ほほえましいと受け止めていただいて、救われる思いです。
ありがとうございます。
私も、今は素直に、ほほえましいなあ、と感じています。
これからも娘の思いに寄り添いながら、その都度、一緒に考えて行きたいです。

盲腸、そうなんですね!
私は、15年くらい前に腹膜炎にまでこじらせて切除しました・・・ので、
今、その分、肝臓が頑張ってくれてるんですね。
健診で「肝脂肪予備軍」と言われてるので、大事にしなくちゃ(汗)!
2017-06-03 土 23:52:15 | URL | ナカリママ [編集]
鍵コメントさんへ
ご自身の経験を詳しく聞かせていただいてありがとうございました。
先輩の体験談ほど、力になるものはありません。

娘にも、「結婚」は、バラ色の将来を約束するものではないこと、
いろいろな荒波を、力を合わせて乗り越える営みであること、など、話してきました。
私の両親の苦労や、周辺でシングルになったママさんたちの話など、
具体的な内容には真剣に耳を傾けてくれます。
現実的な問題として考えると大変そうだから「想像の世界」が安心だ、と、
今のところは思っているみたいです・・・が、
今後、現実的な問題に直面した場合には、
「自分の状態を包み隠さず話せる」ことが大切、と、教えていただけて感謝です。
「ステイヘルシー」を心がけることですね!

いろいろとお気遣いいただいて恐縮です。
私にも同じ言葉を返させてくださいね。
鍵コメさんにとっても、明日が良い日でありますように(^-^)

2017-06-04 日 00:08:57 | URL | ナカリママ [編集]
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