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Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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名古屋大学学生寮での事件を思いやる息子
ご訪問ありがとうございます。

庭ではユキヤナギがすっかり散って、今はコデマリが満開です。
コデマリ CIMG0778


息子が語学学校の授業のため、今日、下宿に戻って行ってしまいました。
夫もまた風邪をぶり返して布団で休んでいます。
連休中、ナカリと、ぬいぐるみの追加を何人か作成し、人形遊び?を楽しんできましたが、
家の中で一緒にいる人数が減ると寂しいなあ、と、胸がキュン、です。

きょうは「子どもの日」
いくつになっても、親から見たら、子どもは可愛いものです。
(亡くなった父も、逝く少し前に私の名前を呼んで、可愛い、と言ってくれました)


そんな中、名古屋大学の学生寮で留年が決まった学生さんが自死の疑い、というニュースに触れて、
息子がしきりに気の毒がっていました。
理科系の学生さん・・・1回生で留年ということは、残る3年間で単位がそろわない見込み、ということで、
先の1年間に単位がほとんど取れなかったか、学校自体に行けてなかったのか、
詳しい事情は分かりませんが、まだ20歳という若い命が絶たれたこと、
親御さんのお気持ちを考えると、私も一緒に辛くなりました。

息子の後輩も、ひとり、この春から休学しているそうで、
他にも、「あの人は大丈夫だろうか」と思われるくらい、学校に来ていない学生さんが居るようです。

「大学生にもなって」と言われるかもしれないけれど、
悩み多き時代だからこそ、心に傷を負うことも、学業そのもので行き詰ることも、あるでしょう。
若い時は若い時で、それはそれは、ほんとにいくつものハードルを越えないといけない日々だろうと思います。
息子が、中高時代に「生きているのが辛い」と自死をほのめかし、毎晩遅くまで親子で話し合った頃の事を思い出すと、
それが「独り暮らし」の時に当たっていたら、と、身がすくむ気持ちです。

幸いにして、がけっぷちを何とか歩き終えて、希望、を少しでも見出すことが出来た彼は、
今、日本学術振興会から研究費の支給を受けることもできるようになり、
「学生」であると同時に「一人の研究者」として認められ、社会人への第一歩を踏み出すことが出来ました。
でも、文系の大学院(しかも文学部)で博士号をとるのは至難の業。
先のことはまだ全く分かりません。
大学院に進学する前、大学からの説明会で卒業後の進路が示された際に、
「不明」の割合が多いことに衝撃を受けたのが、ついこの間のことのように思われます。

この間、
ネットで「博士が100人いる村」という創作童話を見つけて、息子と一緒に見ました。
それによると(博士号をとれた後でさえ、という話ですが)、

>日本の自殺率は10万人当たり24人程度です。
  でも博士たちは、100人のうち8人が行方不明または死亡です。
  10万人当たり8000人です。
  東京都だったら人口1200万人ですから、96万人です。
  中央区、台東区、港区、文京区、荒川区、渋谷区の人口を合わせた人数と同じくらいになります。
  これが毎年毎年のことです。大事件です。

  実際に、毎年1000人の博士が死んだり行方不明になったりしています。


・・・

息子が高卒認定試験で資格を取り、通信制高校を退学して自宅に居た頃の話。
朝日新聞の「声」欄に、大学院生の息子さんを自死で失ったお母さんの投稿が載っていて、
それが、極力感情を押さえた表現で淡々と書かれていて、とても胸に響いた、と、
彼の方から話題に出して、言っていたのも忘れられません。

若い人たちが、希望を見つけられる社会でありますように。
日常生活に困難を持つ若い人が、少しでも生きやすくなる世の中でありますように。
「子どもの日」に願うのは、こども、の先に居る若者の未来です。


息子が帰宅していた間に良く弾いていたバッハ「平均律クラヴィーア」の2巻3番


音楽は癒し、です。
辛いことや不安なことがあっても、生きぬいてほしい!
ふんばれ、若者。




子どもの日常 | 15:11:21 | コメント(12)
コメント
まったく知らない数字で驚きました・・・
日本の自殺率の高さは聞いたことありました。
日本に銃規制がなければもっと高い数字なんじゃないかと考えたことがありますが、日本人のメンタリティーの問題というより、そう仕向けるさまざまな要因があるのだろうと私も多感な時期に一人考えたこともあります。

若者たちの住みやすい国に、一国民として何かできればいいのですが・・・

とにかく、明るい社会づくりが大切ですよね。
私もバッハを聴くと落ち着きます。ミーハーな私はグールドオンリーですが(笑)
2017-05-05 金 16:08:17 | URL | 節約ドットコム [編集]
風子
そうですねぇ。おっしゃること、よ~く解ります。
若いときは、とにかく思いつめてしまう。
それが全てに思えて、他の選択肢なんか、
あり得ないように感じてしまいますね。
とくに頭のいい……物事を哲学的に捉える若者は厄介です。
会話しても、逆に、やり込められること多くて……。

私の息子も、鬱のような時期があり、母としては辛い日々でした。
自殺しかねない様子に、親としてはヒヤヒヤものでした。(´-﹏-`;)

ところが、ちょっとしたこと(母から観れば)で豹変。
な、なんと、好きな子ができた、というだけで……です。
あほらしいやら、嬉しいやら、あの深刻な思考と態度はなんだったの?

社会は、ある意味、荒波ですよね。
ブラック企業はもとより、教育者とは思えない人々も多いです。
電通の若い、お嬢さんの自殺みたいな事件があるたびに、
親としての感情移入してしまいますが、誰のせいでもない。
結局は、本人の“捉え方”なんですよねぇ。

対処法としては“命の大切さ”を実感させるくらいでしょうか?
仕事、ライセンス、評価なんかより、生きていてくれることの凄さです。
生きていれば、必ず道は開ける。
生きていれば、価値観も変化していく。
生きていること自体が、何よりも素晴らしいことを知って欲しいですね。

ナカリ母さん、教師だったんですねぇ。
どおりで、教養のある方だと思っていましたが。

ちなみに博士号は“お飾り”みたいなものです。
考古学の博士、身近にいますが、
給与、低すぎて妻や子供も養えません。
ですが、プライドが転職を許さず苦しんでいます。

借金してでも、世界を放浪したり、
遍路旅で自分と向かい合うといいですよね。
囚われを溶かし、素の、なにもない自分に戻る勇気も必要です。(^_^ ;)
2017-05-05 金 16:48:08 | URL | そうですねぇ [編集]
節約ドットコムさんへ
私も、自分の息子が文系大学院への進学を決めてから、大学院をめぐる情報を集めて初めて、卒業生たちの過酷な現実を知りました。
大学自体も把握しきれていない、多くの「行方不明者」がいる、ということ、
そのうち何人かはおそらく自死に至っているであろうこと、を知り、背筋が寒くなりました。
なぜこんなことになっているのか・・・
調べれば調べるほど、いろいろな問題点が見えてくる気がしました。

息子も、その実態を覚悟のうえで、就職を考えるなら修士2年まで、
博士に進んだら、もう後へは引けない、という気持ちで進路選択したので、
必死の思いで研究に励んでいます。

そんな中なので、趣味としての音楽に救われることも多いようです。
グールドは息子も私も大好きですよ^^
彼も発達障がいを抱えながら、マイペースを貫き通した人ですよね。
お手本にしたい、生き方です。

聴き馴染んだメロディーを、ブログに貼りつけておくことで、いつでも聴ける、という安心感があって、このところバッハに偏っていますが、
先日の「楽しくなる」ピアノガイズなんかも、おススメです^^

コメント、ありがとうございました。

2017-05-05 金 20:39:50 | URL | ナカリママ [編集]
風子さんへ
風子さんのところでも、息子さんと似たやりとりがあったのですね。
若い頃というのは、だれしも、「死」が頭をよぎる時がある・・・のかも。
でも、好きな子が出来る、なんて、素晴らしい!
うちは、もっぱら2次元彼女?オンリーで、この先もなかなか出会いがあるとは思われないので(まあ、こればかりは分かりませんが)、ちょっと、残念ながら仕方ないです。

>生きていれば必ず道は開ける
そうですよね、そう思えなくなった時は、専門家の助けが必要な状態だと思います。
今のところ、子どもたちがそういう状態にないことに感謝です。
前の記事にも書きましたが、誠実に生きてくれている、
親としてこれほどありがたいことは無いです。

>博士号は”お飾り”みたいなもの
・・・らしいですね。
博士課程満期退学、という肩書で社会に出られる方が多いようです。
おっしゃるように、
おかしな「プライド」に邪魔されて、本当に大切なものを見失わないよう、
「素の自分」のまま、地に足をつけて生活しながら、
なおかつ、
やりたいことを追求し続けてほしい・・・と願っています。

私自身も、教師という肩書がなくなって、ひとりの「お母さん」になってから、
紆余曲折ありましたが、
今は自営業専従者という仕事を得られたことに感謝しつつ、
「素の、なにもない自分」を大事にしたい、と思えるようになりました。
もちろん、まだまだ修行中ですが(^-^;)

コメント、ありがとうございました。

2017-05-05 金 20:56:27 | URL | ナカリママ [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017-05-06 土 00:30:59 | | [編集]
変な感想ですが 美しいって感じました。変な意味ではなくて こういう風に書けるというのは きっと関わる人から いろんなことを得ている感性豊かな方なのでしょう。読んで学ぶことが多いです。ありがたいです。
2017-05-06 土 07:38:39 | URL | クリボー [編集]
鍵コメントさんへ
私自身も、生きることに投げやりになりかけた時、鍵コメントさんのブログから叱咤激励していただいた気持ちがあります。
与えられた命を、生き切ることの大切さを学びました。
お返し出来ることがあれば、と思いながら書いています。
いつもありがとうございます。

2017-05-06 土 10:15:29 | URL | ナカリママ [編集]
クリボーさんへ
美しい言葉を紡ぎ出しておられるクリボーさんから、そう言っていただけて、とても嬉しいです。
感性というか、感受性というところで、自分自身、少し過敏すぎる気がしていて、それが子どもたちにも伝わって、生きにくさにも繋がっているのでは、と悩む場面もありました。
でも、大切なことに鈍感になってしまうより、多少辛くても、感情移入してしまう方が自分らしいし、それでもいいか、と達観?しています。
クリボーさんの記事にも心打たれながら、コメントできないままで申し訳ないです。
こちらこそ、学ぶことが多くて感謝です。あたたかい言葉を、重ねてありがとうございました。
2017-05-06 土 10:45:03 | URL | ナカリママ [編集]
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2017-05-06 土 13:24:45 | | [編集]
鍵コメント2さんへ
わあ、たくさんの思いと情報をありがとうございます!
拍手コメントでも、別の方から励ましをいただけて、改めて、記事を書いてよかったなあ、と、感謝しているところです。

「大学院」や「博士」といっても、内実は様々なので、
ひとくくりに論じることは出来ないですよね。
息子の場合、確かに、希望はあります。
それに、覚悟も信念もあるので、大丈夫だと思います。

一方、全体としてみて、創作童話のような深刻な実態があることもまた事実でしょう。

たくさんの若手研究者が苦汁をなめ、生活苦を強いられている現実は、
決して個人のプライドの問題だけではなく、
大学の在り方や、国の施策にもかかわる問題によるものだ、と思います。

書いていただいたように、運や縁に左右される問題もあります。
ただ、それは、どんな職業においてもそうでしょうし、
誰もが人生の中で、理不尽!と思える場面に遭遇することもあるだろうから、
それをどう乗り越えるかは本人の「捉え方」による、という見方も必要かもしれません。

それでも、
くじけてしまった人、弱った人、に石を投げるような社会であってはならない、
と思います。

よく分からない返信になってしまってすみません。
またのちほど伺いたいと思います。
重ねてありがとうございました!

2017-05-06 土 15:17:23 | URL | ナカリママ [編集]
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2017-05-06 土 17:38:40 | | [編集]
鍵コメント2さんへ つづき
いろいろお話しいただけて嬉しいです。

息子の専門は西洋古典で、ギリシア・ローマ時代の韻文、散文、その他天文学の文献なども読んでいます。
息子と違って私は語学のセンスが無いので、外国語の習得には苦労しています・・・学生時代もそうでしたが、年とって余計に(> <。)

ところで・・・
自閉圏の人で、自他の区別が曖昧な場合がありますが、
ナカリも息子も小さい頃から、自分以外の誰かが大声で怒鳴られているのを見るだけで逃げ出していました。
「ひとの問題」と「自分の問題」がクロスオーバーしてしまうようです。
本人は辛いですが、そのあたりを、私は「鉱山のカナリヤ」ととらえて、その場の雰囲気をいち早く察する「力」だ、と評価し、尊重してきました。

正直で、原則を曲げない、真っ直ぐな自閉っ子たちが愛おしく思えるのは、そうやって、「ひとごと」をも「わがこと」として受け止める感性を見る時です。決して「人の気持ちが分からない」わけではない、と思います。

息子が好きな言葉「私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。」(ヴォルテール)
レ・ミゼラブルの記事にも重ねると、同じヴォルテールの言葉で「無実の人間を有罪にするより、罪ある人間を救う危険をおかすほうがよい。」というのもあります。
過去の偉人から学ぶ財産はたくさんありますね。
すみません、私も長くなってしまいました(嬉しかったもので)。

また、伺いますね^^


2017-05-06 土 19:41:09 | URL | ナカリママ [編集]
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