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Author:ナカリ母
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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「試験」の意味って? 息子の体験から
このところ、上の息子の話をあまりしていませんでした。

私と娘の微妙な距離感や、
きょうだい間の確執?もあってか、
遠慮がちに時々電話をして様子を聞いてくれる息子ですが、
彼に関する話も、書き出すと尽きません。

ナカリは「何でお母さんはお兄ちゃんとは怒鳴り合ったりしないのに私とばっかりこうなるのよ!」
と、怒鳴り散らし、怒り心頭のときには、兄がとばっちりを食う訳ですが、
ふだんから、争いごとを好まない上の息子は、声も小さい、字も小さい、・・・で、
これで世の中上手く渡っていけるんだか心配なくらいです。


で、「試験」の話です。

大学院を一瞬目指してビビッて撤退してしまった私が言うのもなんですが、
彼は悠々と修士論文を書き終えてこの春から博士課程に進学することになりました。
一応、日本で有数、という国立大学院に籍を置き続けることになります。
でも、身の回りの人とはほとんど自分の話をしない、ということなので、
過去長期不登校だった事とか、高卒認定試験で私学のAO試験に合格した事なんて、
先生も含めて、今の彼の周りの人は誰も知らないみたいです。
「話す必要のないことは話さない」「雑談が苦手」な彼らしい・・・
以前の記事でも書いたように、「試験勉強」が大嫌いな彼は、
「点数」をとったって中身が無ければ「意味がない」、という典型的なアスぺさんです。

その彼が大きな衝撃を受けた、というのは、過去、ゲーテ・インスティテュートで受けた試験。

通信制高校に在籍しながら高2で高卒認定合格してそのまま退学、
自由な身になって、ECC学園にプログラミングを学びに行ったり、
ゲーテにドイツ語を学びに行ったりしていた頃のことです。
ドイツ語の試験、ということで、緊張して臨んだところ、「監督官が居ない!」
ということにビックリしたとのこと。
その理由を聞いて2度ビックリ。
試験でズルしたって意味がない、
本当に自分に力がついているかどうかを知っているのは本人自身だから、
という形の「試験」に、
日本の「試験」とは大きく異なる価値観に目からウロコだったそうです。
そして、
自分の考え(直前の確認でたまたま点数がとれても意味がない、むしろそれは恥ずべきこと)
に確信をもてたみたいで、以降の学習姿勢にも、大きな影響を受けたようでした。


娘の問題にも重ねて振り返ると、
日本の「学校」が、「学校」らしくなっていくのは、「学習」をめぐってだと思います。
お友達の子どもさんが、本人に無理をさせないように…と、
この春、地域の小学校から支援学校への転校を決断されましたが、
娘も、知的障がいがあるというハンディのために、「学校生活」が苦しかった、
というのが不登校の一因になっていたように思います・・・
「教室が怖い」のは、
友達も怖いけど、勉強という一つの価値観で縛られる世界が怖かったんじゃないかな・・・

一人一人が、自分の強みと弱みを自然に理解し、
他者との比較の中ではなく、自分自身の問題として、
弱みと向き合いながら強みを伸ばす、そんな学校生活を送れるなら、
「不登校」という「異常事態」には至らない気がします・・・

ほんとなら「学校」って、すべての子どもにとって「楽しい」「嬉しい」場所であるべきなのに・・・

新学期、新入学の時期、張り切ってランドセルを背負って登校していった娘の後姿を思い出し、
ちょっと過激発言になっちゃったかな。

いまや、東大を蹴ってハーバードへ、という話題が出るくらいだから、
日本の教育を取り巻く環境も、この先、少しずつでも変わっていくかもしれません。

息子は私立大学で給付制の奨学金を受けたので、学費面では国立に行った感じでしたが、
それでも、自分の事だけでなく
「まだまだ給付制の奨学金の拡充が必要だ、高等教育を無償化すべきだ」
と憤っています。

春。

新しい環境で学ぶ人もいるでしょうし、再び学び直しをスタートする人もいるでしょう。
私自身も、(今は珍しい?)浪人生活を経験したので、
全ての受験生を応援したい気持ち、とともに、
「試験」のあり方について、もっと議論が必要な気がしています。


なんか、熱くなってすみませんでした。



思い出 | 00:01:50 | コメント(6)
コメント
おはようございます
息子さん 本当に頑張っていらっしゃいますね。

>試験でズルしたって意味がない、
本当に自分に力がついているかどうかを知っているのは本人自身だから

そうですよね。
日本の大学は 入ってしまえば卒業はまずできるでしょうし・・・
海外の大学は 入りやすいけどしっかり勉強をしなければ、単位をきちんと取らなければ退学になりますものね。
国内の大学でもしっかり勉強している方もいらっしゃいますが・・・
どうなんでしょうね?!
日本の大学のあり方も考えないといけない時代なのかも と思ってみたり・・・
どうなるんでしょうね これからの日本・・・

2016-03-31 木 07:40:35 | URL | 花梨 [編集]
花梨さんへ
コメントありがとうございます。

大学入学後も、周りの学生さん達との交流はほとんどないまま、
生協食堂と図書館と下宿を行き来する学生生活でした。
大学が変わってからも、同じ研究室の院生どうし上手くいかなくて、
結局、生協食堂と図書館と下宿の行き来の形が続いています。
どうにも生きにくい人ですが、
それでも、大学という場所は一番安心できるかな。

心配なのは、この先の小中学生たち・・・
直接関われる時期は過ぎたけれど、
大人として、「教育」に関心を持ち続けていたいな、と思っています。

追伸・・・真知子さん、去られてしまいましたね。やっぱり寂しいなあ~
     花梨さんのブログでも、あたたかい気持ちが伝わってきて、
     「別れの季節」でもある春をしみじみ味わってます・・・


2016-03-31 木 16:17:25 | URL | ナカリ母 [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016-03-31 木 22:17:30 | | [編集]
鍵コメントさんへ
いつもありがとうございます。
お尋ねの件、こちらからもお伺いして鍵コメントでお返事しますね、
少しお待ちくださいませ^^
2016-04-01 金 09:56:47 | URL | ナカリ母 [編集]
奨学金情報つぶやきシェア
ナカリママさん、こんにちは。

わたし自身も院生だったことがありますし、現在は院生を指導する立場でもありますので、ひとごとではなく記事を拝読させていただきました。

院生を対象とする顕彰や奨学金にかんする情報は、国内有数の大学院であれば比較的豊富かなと思いつつ、これはあまり知られてないかもという顕彰&奨学金情報をわたし自身のブログのほうで紹介してみました。

最初は鍵コメで、と思ったのですが、いやいやそれではあまりにおしつけがましいかも(対人距離近すぎ、自他境界曖昧すぎかも)と感じまして、ブログ記事という「つぶやき」にしてみたしだいです。

大学、わたしはすごく安心できる場所で、そこでゆっくりと「外」に旅することをおぼえ、そのうちに冒険をつづけられるようになっていきました。小さくても声をあげれば、かならずだれかが助けてくれることもいまは経験的に知っています。

大学がご子息にとっても安心できる場所でありますように。
2016-04-01 金 21:19:39 | URL | little lamb [編集]
little lambさんへ
貴重な情報記事をありがとうございます。
早速ですが、息子にブログアドレスを送りました^^

今、彼は、長年親しんだドイツ語からフランス語を経て、イタリア語に行きつき、
今年の夏にイタリアの語学学校に行ってみようか、と思い立っているところです。
西洋古典(文献学)を志すものとしては憧れの地ですものね。

でもアメリカもいいなあ~
院生になると、英語の重要さを痛感したみたいで、
中学時代、英語からではなくドイツ語から外国語学習を個人的に始めた事を悔いるわけではないけれど、「やっぱり英語は大事だ」と、現在格闘中です。

それにしても興味深い情報を重ねてありがとうございました。
鍵コメでなく、公開ブログで書いていただけたことも、
誰か見知らぬ他の人の力にもなる気がして嬉しく思いました。

自分が大学院という世界を知らないものですから、
little lambさんにアドバイスをいただけたらとても心強いです。
多分?息子も little lambさんと似た感じの院生じゃないかなあ~
(生協と図書館と下宿の往復で満足?)とか思ったりするので・・・
失礼でしたらごめんなさい!
これからも、どうかよろしくお願いします。

2016-04-01 金 22:00:56 | URL | ナカリ母 [編集]
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