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ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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「自閉症で良かった、ってのは親だけでしょ!私は良いこと何にもない!」
今日、歯科検診で、近所の歯科に連れて行きました。
本人の事情は伝えてあるので、
途中で歯科技工士さんが待合室の私のところに最近の様子を聞きに来てくださり、
私から特に問題ないことを伝えて、歯の掃除をしてもらって無事に帰宅しました。

が、
本人は、こちらが思う以上に「緊張して普通に話せない」ことを気にしていたようで、
夜、NHKの番組で「活躍する若者」が取り上げられているのを見て、
「世の中の人は、みんな、こういう人を求めてるんだ。ふつうに話せて、活動できて・・・」
ブツブツと言っていたかと思うと、矛先がこちらに向いて、質問ぜめ。

「世の中の人はどういう人が好きなの?」
「喋れない人のことを良いと思う人なんかいるの?」
「普通に話せる女の子が嫌いな男の子、なんて居るの?」


人は皆それぞれ。ひとりひとり違うし、他の人のことを気にしなくていい・・・
いくら話しても、その時には納得しても少しするとまた同じ質問の繰り返し、
「どうしてもっと優しく慰めてくれないのよ!」「ちゃんとゆっくり話聞いてよ」

世の中が求めるような期待に応えられるような自分、にならなくてもいいんだよ、
と伝えても、逆効果・・・
彼女が昔から「友達」になりたかった憧れの女の子像を思い出しながら、
「小学校のとき、がんばったのに、変な子と思われてた、友達できなかった」
学校の先生は「友達作りなさい、友達と話せるようにならないとだめだ」ってばかり言ってた、と
「なりたいのに成れない」「したいのに出来ない」悔しさに涙を流しながら、
「自閉症で良かったのは、良い人と出会えたことでしょ、それって親が良かっただけじゃん、
私は自閉症で良かったことなんてない!!」
と泣き崩れました。

適切に対応してやれなくて、私自身も申し訳ないやら悲しいやら。

こんなに辛いと訴えているのにどうしてやることも出来ない・・・
「私はケンカしたくない、お母さんを困らせたくない」
と言いながら、頓服を飲んで、徐々におさまって、今は絵を描いているナカリ。

「場面緘黙」について、本人の気持ちが楽になれる情報を探してやらないと。

タイトルの言葉を投げつけられた時には、答えに窮しました。
ある意味、ショックもあります。
自閉症について親の立場で分かった気になってたのに、本人から刃を突き付けられた気分。

わたし、なんにもわかってないじゃない。
ごめんなさい。




子どもの日常 | 21:34:04 | コメント(2)
コメント
初めまして
ナカリ母さん、初めまして。
いつもブログを興味深く拝読しています。

わたしは24歳のときに自閉症スペクトラム障害と診断された女性です。
それまでは、境界性パーソナリティ障害と診断されることが多かったです。

ナカリさんの「自閉症で良かったことなんてない」という言葉は
ナカリ母さんにとっては、ショックですよね。
わたし自身も、確かにこの障害であったことで、支援者さんと出会えたり
理解ある周囲のひとの存在に気づくことができたりして
恵まれているなと感じることは多いですが、同時に
この障害がなければ、もっと幅広く色んなひとと、交流できたのだ……
と思って、自分を「でき損ない」のように感じることもあります。

障害受容は、サポートするナカリ母さんもそうですが
ナカリさんご自身にとっても、らせん状で進んでいくものですから
ときどきこうして、悲しい気持ちがあふれることもあって当然だと感じました。
ナカリ母さんは、とてもナカリさんのことを考えていらっしゃるので
どうかご自身をあまり責めすぎないでください。

蛇足になりますが、少し前の記事で境界性パーソナリティ障害の特徴が
ナカリさんに当てはまるのでは……とご心配されていましたが
常に「自分は他人と何かがちがう」という違和感を抱きながら
同年代の集団で過ごした経験があると、自分が何者かわからなくなったり
ときにはまるで宇宙人かのように感じることも、わたしはありました。
その他の特徴も、自閉症スペクトラム障害の特性からも説明できるものなので
診断が混乱しやすい現状を鑑みると、主治医さんにご相談されるのが
第一だと思いますが、病名・障害名ではなく「困っていること」に焦点を当て
接していくナカリ母さんの今の姿勢が、ナカリさんに合っているのでは……
と感じています。

長々と駄文を失礼いたしました。
2016-03-18 金 17:42:48 | URL | k.s. [編集]
k.s.さんへ
はじめまして。
わたしも、k.s.さんのブログを、当事者からの発信、として、
興味深く読ませていただいています。
親であっても分からない本人の気持ちを知るのに、助けになっています。
コメントも嬉しいです、ありがとうございます。

娘が自分自身の事を心から好きだ、と思えるように援助してきたつもりですが、
なかなか上手くいかず、自身へのコンプレックスや、他者への羨望(怒り)は強固です。

今日、話していて、中学校の時のスキー合宿で女子から言われた言葉が、
ひとつの大きなトラウマになっているのを初めて知りました。
何故その時にその話を聞けなかったのか、娘の方も言えなかったのか、
お互いに、後悔と悔しさと怒りとでごちゃごちゃになって、
どうして世の中には意地悪な人がいるんだろう、と、親子して沈んでいます。

「らせん状に進んでいく」というk.s.さんのお言葉で、救われる思いです。
今はちょっと下向きの流れなんでしょうね。
何とか打開策を見つけて、また上向いていきますように・・・

それにしても、大人の知らない世界での子供同士の容赦ないいじめに対して、
改めて怒りと悲しみが湧いて、なかなか自制できません。
学校の先生には、見えない世界があること、子どもは二面性を持っていること、
について、当時の先生に、もう一度会って直接訴えたい気持ちです。
かなりアタマに来てますね・・・冷静に冷静に・・・
すみません。
良く考えてみます。

今まで通りの姿勢でいいのではないか、というお言葉にも励まされました、
重ねてありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。


2016-03-18 金 21:20:11 | URL | ナカリ母 [編集]
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