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Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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ナカリ版「チリンの鈴(原作:やなせたかし氏)」
夫が娘に読み聞かせた「チリンの鈴」・・・
私が子どもの頃、
父が買い与えてくれた「詩とメルヘン」という雑誌で読んだ覚えのある話でした。

切なくて、胸がキューっとなるお話。

娘も心に感じたものがあったからか、自分のパラレルキャラを使って2次創作しました。
ナカリ版「チリンの鈴」

主人公は、羊のチリンではなく、イタチのジッポJR(ジュニア)。
最初は、ジッポ(ゲームのスターフォックスの主人公から生まれた獣人の狐)の息子で、
小学生くらい?という設定だったのが、どんどん若返って、
今はよだれかけをつけて、コロコロまん丸く太った赤ちゃん、という姿になっています。

そのジッポJRが、チリンと同じ経験をして変わっていくお話、
「ジッポJR ビフォー・アフター」 です。

ジッポJR ① CCI20160106_0001

以下、やなせ先生の原作に沿ってお話を進めます(ネタバレですみません)


あるところにとても平和な町があり、そこで生まれたジッポJRは両親にとても可愛がられていました。

ジッポJR ② CCI20160106_0001

ところが、ある夜のこと、町は狼のウルフにおそわれて皆殺しにされてしまいました。
(ウルフはゲームのスターフォックスから生まれた獣人の狼で、正式名称はパラレルウルフ)
ジッポJRは穴の中に隠れていて、その穴の上にはお母さんお父さんが自分の体でふたをしていました。

ジッポJR ③ CCI20160106_0001

ジッポJRはウルフのあとをつけていって話しかけました。
「あなたの弟子になりたい、ぼくも強い狼のようになりたい」

ジッポJR ④ CCI20160106_0000

もとは単純な性格のウルフは、自分を慕うジッポJRのことが、だんだんかわいいと思えるようになってきました。
2匹はいつも一緒に行動し、お互い仲間だと誓い合いました。

ジッポJR ⑤ CCI20160106_0000

ジッポJRは人間だって恐れません。パラレルワールドのおじさん達などひとひねりです。

ジッポJR ⑥ CCI20160106_0000

2匹は一緒に滝に打たれ、修行を続けました。

ジッポJR ⑦ CCI20160106_0001

かわいかったジッポJRの姿はすっかり変わり、まわりの動物たちは怖がって逃げるようになりました。

ジッポJR ⑧ CCI20160106_0000

そんなある日、襲撃の相談をしていた2匹。ジッポJRはウルフの横顔を見て何か決意した様子です。

ジッポJR ⑨ CCI20160106_0001

このあと、ジッポJRはウルフを裏切って待ち伏せし、胸を一突き。

「きさま、血迷ったな、おれだ、ウルフだ、おれを裏切るのか」
「言うな、ウルフ、ぼくはこの日が来るのを待っていたんだ、
ぼくは、ぼくをかばって死んだお母さんの血を全身に浴びて生き残ったんだ、
おまえは、ぼくのなかまの仇だ。死ねウルフ」

息も絶え絶えにウルフは言いました。
「ジッポJR、いつか、おれはこんなふうに野たれ死にすると思っていた。
でもおれをやったのがおまえで良かった。おれはよろこんでいる」
そうして、この孤独な狼は息絶えました。

「ぼくは仇をとった、長い間の苦労もこれでおしまいだ」
しかし、ジッポJRの目からは大粒の涙がこぼれていました。
「仇をとったのに、ぼくの心はちっとも晴れない、いや、それどころか今は悲しみでいっぱいだ。
いつのまにか、ぼくはウルフを好きになっていたんだ、許してくれ、おまえが死んではじめてぼくは分かった。
おまえの生き方も、おまえのひとりぼっちの心もみんな好きになっていた。
なぜ、ぼくはおまえを殺したんだろう、ウルフ、許してくれ」

そして、そのあとジッポJRはどこへ行っても仲間を見つけることができず、
自分が世界じゅうでたった1匹の本当のひとりぼっちになったことに気がつきました。
そして、荒れ果てた岩山の方へ登って行きました。

ジッポJR ⑩ CCI20160106_0001


・・・クライマックスのシーンは悲しすぎて描けませんでした。
やなせ先生の原作は、もっと深く、もっと心に沁みる文体で、挿絵も描かれていて、
可愛らしいチリンの変化は、ジッポJRの変化の比ではないです・・・
よければ、原作もぜひ。

チリンの鈴




ナカリの作品 | 22:01:48 | コメント(4)
コメント
銃口を向け合った戦争の相手も膝突合せ話してみれば友になれたかもしれない
やなせさんは時に残酷なまでの生き様を通して平和とは倖せとはを問いかけてましたよね
2016-01-07 木 01:29:43 | URL | K's [編集]
ナカリママさん、こんにちは!

とても切ないストーリーですね...
ジッポJRは...仇を討つ他の選択は無かったのかな!?
などと余計な想像を思わずしてしまいました。
この中には"孤独感"も一つのテーマになっているのかな!?

とか、余計な事ばかり...
私の空想の世界もどんどん広がってしまいます(笑

それとは別に...
ナカリさんが描いたジッポJRの姿が何とも可愛いです。
こういう可愛く愛らしい姿を描けるナカリさんの心の中の
優しさを垣間見た様な気がしました。

そして、最後に...
共に過ごす相手、最初は姿形も違うけど、
時を共に過ごす事によって、気づいた時には
その相手は"自分そのもの"だったという事もあるのかも知れない。
そんな考えも浮かびました。
物事は捉え方によって色々と違った側面が見えるものですね...
2016-01-07 木 17:51:16 | URL | ムゥ [編集]
K'sさんへ
やなせさんのように、実際に戦争を体験した方の文章には重みがありますよね。
原作は、単純な展開じゃなく、深く考えさせられる内容でした。
娘に十分伝わりきったかどうか、判断が難しいところですが、
やなせさんの想いを受け止めて引き継ごうと気持ちになったのは確かなようです。

2016-01-08 金 13:09:11 | URL | ナカリ母 [編集]
ムゥさんへ
コメントありがとうございます。

原作の最初に載っている詩です ↓

チリンの鈴でおもいだす
やさしい
まつげを
ほほえみを
チリンの鈴でおもいだす
この世の
さびしさ
また
かなしみ


ムゥさんの空想が広がったように、
原作では、最後に、チリンが川に移った自分の姿を狼と見間違ってしまう、
というシーンもありました。
まさに
>時を共に過ごす事によって、気づいた時には
>その相手は"自分そのもの"だったという事もあるのかも知れない
その通りですね。

それと、ナカリの絵も、ほめてくださってありがとうございました。
ジッポJRの赤ちゃん姿は本当に可愛らしいです^^

2016-01-08 金 13:15:34 | URL | ナカリ母 [編集]
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