■プロフィール

ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

■最新記事
■最新コメント
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■FC2カウンター

■リンク

このブログをリンクに追加する

■フリーエリア
■フリーエリア
■フリーエリア
■フリーエリア
■検索フォーム

■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

精神科リハビリテーション、という概念
中断しながらですが、京大での市民公開講座の報告の3回目=これでラスト、です!

講座での、シンポジウム提案の最後は、
京大病院のデイケア診療部(入院部門&外来部門)の作業療法士さんのお話でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
医療だけではリハビリテーションはできない

「障害をもつ人たちが、住み慣れた地域で、そこに住む人々と、
生き生きと豊かに生活することを援助する、医療、保健、福祉の総合的な支援体系」のこと
   ↓
「人権の保障」 と 「権利の回復」
   ↓
リハビリテーション = 全人間的復権
   ↓
”日常生活の自立”を目指すリハビリテーションから
”主体性ある生活”を獲得するリハビリテーションへ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・・・というレジュメが印象的でした。

そして、なんと、最後のページには私自身の字で
失敗しない、ではなく、上手く失敗する」とメモってあり、
「次に失敗しないチャンスにする、自分の得意不得意を知る機会にする」と・・・!

期せずして、昨日の記事じゃん!と、びっくり
メモの続きには
「怒られる、叱られる = トラブル」とあり、
「こちらは理由の理解を優先するが、本人の辛さを聞く=共有することの方が大事」
とありました。

う~~ん。まさにその通り。

少し前にponchさんが、コメントで分析してくださったように、
娘の平和志向は「傷つきたくない」「傷つけたくない」という気持ちの表れ・・・
そう考えると、暴言の根っこは、傷つき体験(恐怖)にある、という気がします。

「できない」「上手くいかない」
→「責められる」「嫌われる」
→「そんな相手は消してしまえ!居なくなれ!」
0か100かの白黒思考ですね。

あぁ~、昨日は、そうならなくて本当に良かった・・・(改めて実感)

自分自身でコントロールできない感情の嵐に巻き込まれたら、
結果、一番傷つくのは本人だから・・・
出来る限り、心に波風を立てないで、穏やかに過ごさせてやりたい、と思います。


おりしも、昨日の朝日新聞夕刊に、
精神障がいのある41歳の娘の家庭内暴力に耐えかねて殺害した81歳の父親が、
執行猶予つきの有罪判決を受けた事件について、
「一番苦しんだのは」という見出しの記事があり、
一文字一文字、重みを感じながら読みました。
(思わず涙が出そうになりました)

冒頭の部分だけ朝日新聞デジタルで読めます。
「精神障害、暴力の末に・・・長女殺害 『お父さんが足らんかった』」


起訴後拘置所に移された父親が思い出すのは、
娘との良い思い出ばかり
・・・小学生の頃、就職してすぐの頃・・・
(穏やかで、仲良く、平和な家族の姿が目に浮かびます)
弁護士が父親に、娘が入院中につけていた日記を見せると、
そこには
「生きていることがとても苦しい」
「弱い顔を見せることができるのは家族だけです。今ね、とても心が疲れ切っています」
という文章。
それを読んで、
一番苦しんでいたのは娘だったと知った父親の言葉。
「お父さんが足らんかった。許してくれ。」

たまりません・・・
補足の記事では、「研究者 『公的支援が不足』」 という見出しで、
専門家による緊急訪問サービス、や、避難所、相談窓口の設置、の必要性が書かれていました。

京大で聞いてきた「精神科リハビリテーション」の概念と比べると、かけ離れた実態に、苦しくなります。
家族だけで抱え込むのではなく、何らかの社会的な支援があったら・・・と悲しくなり、
その一方、
日々必死に模索してくださっているデイケアのスタッフの方々の存在が、
きっと、たくさんの家族の支え、救いになっているだろう、と思って、希望を持てました。

良い話を聞くことが出来て、重ねて感謝&誰かに伝えたい、という思いから、長くなり、すみません。
最後まで読んでくださってありがとうございました。




未分類 | 21:14:34 | コメント(4)
コメント
ナカリママさん、こんばんは!

「できない」「上手くいかない」
→「責められる」「嫌われる」
→「そんな相手は消してしまえ!居なくなれ!」
0か100かの白黒思考ですね。
 


こちらの部分...まだまだ何となくでしかありませんが...
ほんの少しだけ掴みかけて来ている様な感覚がしていた事だったので、
とても参考になりました。
いつもとても貴重な情報をありがとうございます。

しかし、81歳の父親の話は...
とても胸が詰まる思いで一杯になりました。
やはり双方にとって本当に辛い...
適当な言葉が見つからなくてすみません。

とにかくこの様なケースで少しでも...
お互いに楽になれる方法が
これから見つけられると良いなと願わずにはいられません。

中途半端なコメントとなってしまいましたが、
今後ともよろしくお願いします。
2015-11-27 金 01:10:03 | URL | ムゥ [編集]
あまりにも残酷で哀しい事件だね・・・
2015-11-27 金 11:26:18 | URL | K's [編集]
ムゥさんへ
こんばんは。
こちらこそ、いろいろなお話をありがとうございます。
少しずつ、何か掴みかけてきている感じ・・・
親も、その「感じ」の積み重ねで今に至っていると思います。
手探りで、ちょっとずつ距離を詰めていくっていう感じかなぁ。
まだまだ、これからもがんばります。

81歳の父親の話は、今日の夕刊で見ると、
朝日デジタル記事アクセスの5位になっていました。
記事を読んだ方達がどんな感想をもたれたかは分かりませんが、
どうか、この悲しい事件が、その後の改善につながりますように・・・
社会全体が、少しでも、変わりますように・・・
願っています。

こちらこそ、これからもよろしくお願いします。


2015-11-28 土 00:04:16 | URL | ナカリ母 [編集]
K'sさんへ
残酷で悲しい…ほんと、そう思いました。
小学生の時に娘さんが肩たたきしてくれた場面や、
初任給で両親にプレゼントしてくれた場面を父親が思い出すところで、
あたりまえのような幸せの後にこんな悲劇が来るなんて・・・
と、胸が詰まりました。

2015-11-28 土 00:08:50 | URL | ナカリ母 [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad