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ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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「学校」のその先にあるものは・・・?
夫が娘に「高橋源一郎×SEALDls 民主主義ってなんだ?」を読み聞かせた翌日、
登場人物の個性に刺激を受けたのか、娘が自分から不意に質問してきました。

「高校出たら、『普通は』大学とか専門学校とかに行くんだよね?」

・・・思わず答えに詰まって、ごまかしてしまいました。


2年前、通信制高校を卒業するまでとにかく頑張ろう、と、単位を取得。
卒業後は主治医も「焦らなくていいから」と、進路未定のまま「家事手伝い」生活に入った娘。

今、同級生だけでなく後輩までもが自立訓練や就労移行支援の施設に通い始めていることを
それとなく聞き知って、自分自身について考えを巡らせている様子。


「自立」ってなんだろう。「働く=就労」ってなんだろう。
ぐるぐるぐるぐる、いろんなことを考えます。

ずっと前の記事で「無職はいやという気持ち」について書いた際に、
とにかく「生きている」それだけでいいんだ、「ひととはちがう、じぶん、を生きているだけですごいんだ」
というようなことを書いたけれど、
今、やっぱり、どうやったら、「自立」できるのか?
それなりに「はたらく」ことを通じて「金銭」を得て、自分で自由に使う、という経験が、いつか娘に出来るだろうか、
と、不安や迷いや後悔や、言葉にならない複雑な思いに押しつぶされそうになります。


どんなに重度の障がいを抱えていても、人との繋がりが豊かで、笑顔を絶やさない人たちがいる。

いっぽうで「対人恐怖」「孤立」という深い傷を目の前に、いったい何ができるのだろうか、とも。



以前、自主上映で見た映画 「普通に生きる」




公式HP


久しぶりに映像を見直して、胸が詰まりました。

この映画に登場する人たちと違って、
娘は、体も動くし言葉もしゃべれるし、ある程度の作業は可能。
主治医も「働けないわけではないと思う(条件さえ整っていれば)」と言ってくださっている。

でも、あとわずかで成人式を迎えるけれども、彼女のまわりにいったい誰が居るんだろうか。
彼女に何ができるんだろうか。

今まで彼女なりに「考え」たり「悩ん」だり、世の中や自分について見つめてきたことは決して無駄でないし、
親の目から見ても、よく頑張ってきたと思う。
でもいっぽうで、現実的な「自立」の度合いは極めて厳しい。
むしろ重度の人たちの笑顔や活動を見て、
娘に対しても幼いころから繋がりを作ろうと努力してきたはずなのに、
今、一体なぜこんな形に・・・??と、行き詰ってしまう自分がいる。


なんとなく身につまされるのは、「がんばる障がい者」になれなかったなぁ、ということ。
「働くこと」を目的に、そこに向かって、こつこつと幼いころから積み上げてきた・・・なんて、とても言えない。
自閉症の子育てを描いた漫画「光とともに」の卒園式の場面で
「大きくなったら明るく元気に働く大人になります」というセリフがあって、それがずっと心に残っている。

光とともに gjc1cs77


この先、障害年金の申請を控えているけれど、
「働ける」かどうかの狭間の中で彼女の人生はどんなふうに進んでいくんだろうか。


とりあえず、支援してくださっているNPOの提案で「お仕事体験(内職)」や議事原稿のイラスト化、
に取り組んでみるところから、ゆっくり考えていけたらなあ、と、
自分自身の穏やかさを無くさないように気をつけます。





子どもの日常 | 01:09:05 | コメント(13)
コメント
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2015-10-01 木 02:24:18 | | [編集]
ママさん、こんにちはー^^

ちょっと不思議に思ったんですが、なぜ、お嬢さんからの不意な質問に思わず答えに詰まって、ごまかしてしまったのでしょうか?

あと、ちょっと思ったのは、「がんばる障がい者になれなかったなぁ。」という言葉。
ママさんの気持ちの中で、もうすでに『終わってしまっている』感じが強くするんですが、どうでしょう?
たとえ、もしかしたら『今までは』頑張る障がい者になってなかったかもしれないとしても、『これから』頑張る障がい者になることだって出来るのでは?と私は思うんですけれど。

もちろん、普段のママさんやナカリさんを私は知っているわけではないので、どのような状況なのかは分からないので『きれいごと』なのかもしれませんが・・・(;・∀・)

あと、前回のコメントなどもそうなんですが、親御さんだってお子さんから暴言などがあれば、平常心が保てないことはいつでも起こることだと私は思います(*'ω'*)。決してママさんを責めているとかそういったことを意図したものではないので、そこはご理解いただけると幸いです<(_ _)>
2015-10-01 木 12:32:47 | URL | 真知子 [編集]
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2015-10-01 木 20:29:33 | | [編集]
鍵コメント①さま
お心遣い、嬉しくありがたく読ませていただきました。
おっしゃるとおり、「狭間に身を置かれていること」が、苦しいところです。

「普通」って何か?という問いも、自身、何度も考えてきたはずなんですが、
気持ちは色々に揺れ動き、「生き方のモデル」みたいなものが見えない不安に、
もどかしい足踏み状態のような気がしてしまうのです。

愚痴のような拙い文章を読んでくださって、
コメントまでいただいてありがとうございました。

私もいつか「光がさすこと」を求めていきたいです。


2015-10-01 木 23:11:37 | URL | ナカリママ [編集]
真知子さんへ
いつもいろいろな問いかけをありがとうございます。

答えに詰まったのは、大学への進学率が50%を超えている今、
正直、高卒後の進路は「進学」が大半、となり、
「そうだよ、ほとんどの人は学校に進んで、一部の人は働き始めるよ」
と、何でもないようにさらりと答えたらいいだけなんですが、
「進学」も「就職」もしていない娘が、どういう反応をするのかが怖くて、
話をそらしてしまったのでした。

それと、「がんばる障がい者」という表現は自分でも今ひとつ不十分だと思うのですが、
幼いころから家事分担などの体験を積み、小中は地域の学校の支援学級で構造化された環境に馴染んで作業能力を身につけ、支援学校の高等部から地域の就労移行支援施設、自立支援施設などを経て、「就労」に辿り着く!という意味の「がんばる障がい者」というイメージです。

娘は、自分の障がいについて小学校高学年で自覚したので、
地域での中学生活は、身の回りに差別があると実感する、という意味で過酷でした。
結果として、「支援学校高等部」には進学したくない(好きな英語が授業にない)」と、
不登校生徒が7割を占める、少人数の専門学校高等部を選んだのですが、
そこで再度人間関係につまづいてすっかり自信を失い、
対人恐怖(憎悪)が深まってしまいました。

・・・なので、今の様子では、この先、「障がい者」として「がんばる」という方向には気持ちが向いていません。
単純作業で、自分に出来ることを、こつこつと、ゆっくりペースで「お仕事」する、というイメージではなく、「イラスト」や「絵」を仕事にしたい、という「夢」を持っているのです。

何だか、上手く表現できませんが、「障がい者としての手帳就労」を目指すのか、「一般就労、しかも能力勝負の芸術分野での就労」を目指すのか、どちらにしてもキツイ判断で、本人自身の「立ち位置」も曖昧な今(障害年金受給が可か不可か未定)、
どうしようもなく不安定な、先の見えない心細さを感じることがあり、
こんな記事を書いてしまったのでした。


暴力や暴言に対して、私もキレてしまって親子バトルになるのは現状よくある事態なので(たいてい頓服で落ち着いていきますが)、状況報告、として書いたので、責められているというような受け止め方は全然なかったので、お気になさらないでくださいね(^-^)
こちらこそ、ご心配おかけしてすみませんでした~m(_ _;)m

2015-10-01 木 23:38:37 | URL | ナカリママ [編集]
鍵コメント②さま
ご自身の経験に重ねてのコメント、ありがとうございました。
まず、そのことにホッとさせられ、勇気づけられました。

「がんばる」ことに対して、実は私自身がかなりこだわりを持っていて、
自分自身の生い立ちから、常に「頑張らないと」と自己に厳しくあり続けた分、
周りのひとに対してもかなり高いハードルを設定しているので、
娘は敏感に感じ取って、しんどいだろうな、とも思います。
その一方反面教師で「頑張らなくていいよ」と、我が子に対してかなりハードルを下げた部分もあり、
下げ過ぎたおかげで、身についているべき生活能力が不十分なのでは・・・と、
親としての自分を責めてしまう部分もあり、複雑です。


それと、「弱者」という視点で言うと、鋭く見抜いていただいたとおり、
娘本人はマイナスイメージが強いため、自分を弱者と見られることに強い抵抗感があります・・・
以前、上の息子が紹介してくれた「弱いロボット」という本について記事を書いたことがあるのですが、むしろ彼の方が「弱さは強さ」だとサラリと受け入れているようです。
http://nakarimama.blog.fc2.com/blog-entry-36.html


娘の中の「弱い」「強い」「少数派」「多数派」「損」「得」といった言葉のイメージが、
一対一(自閉っ子が大好き)の狭いものでなく、場面によりいろいろに入れ替わり、共存し得る、というようなところまで広がれば、また少し違うかも、と思うのですが。


いずれにしても、焦らず、時間がかかっても、いつかきっと、と遠い先に焦点を当てて、
ゆったりと構えてやることが必要ですよね。
紆余曲折、人生山あり谷あり、一日一日、マイペース。
あれこれ言い聞かせながら、自分の心を穏やかに保つように頑張ります。

いろいろな角度からのコメントをいただけたこと、改めて感謝です。
とてもありがたく嬉しく思ったので、どうかお気遣いなさらないでくださいね。
重ねてありがとうございました。


2015-10-02 金 00:05:24 | URL | ナカリママ [編集]
お久しぶりです
普通とは何か。
簡単ではない話ですよねー

私は大学なり専門学校なり行きたかったのですが、
親のバックアップが得られない経済状況だったので
夢を諦めざるを得ない環境でした。
なかなか精神的にきつい時もありましたが、
贅沢言ってられないので介護やってます(笑

状況は違えど、さらに辛い境遇の人はたくさんいますからね〜
ナカリさんも含め、普通とは何かを考える人はすごく大人だと思いま
す。

どっからが障がいなのか、
あるいは普通なのか。

簡単そうで簡単ではない上に、
線引きをしなければならない社会なので
切ないこともありますね。

すみません
意味不明になりました(汗

2015-10-02 金 18:14:37 | URL | そうまとう [編集]
そうまとうさんへ
ご自身の体験を書いてくださって本当にありがとうございます。
みんな、それぞれに、いろいろなキツイ時期を乗り越えて、
ひとりひとり踏ん張って生きている、ということを、
娘とバトルになってしまうと上手く言葉で伝えることができません・・・

お近くであれば、そうまとうさんのところに娘を連れて行ってお言葉をいただきたい気持ちです(あわせて、リアルの友だちになっていただいたらとか、妄想してしまいます)。

「すごく大人」だとほめていただいて、親としてもそう認めることは出来るんですが、
いっぽうで、ものすごく幼くて、精神年齢面の遅れがあるのを忘れないよう、
ドクターから釘を刺されることも何度もあり、
娘の障がいは何なのか、どこまで「普通」のエリアなのか。
書いてくださったように、行政的には「線引き」しないといけないし。
ほんと、切ないです。

こちらこそすみません、一生懸命気持ちを伝えていただいたこと、嬉しかったですし、
ますますファンになっております。

2015-10-02 金 22:02:30 | URL | ナカリママ [編集]
ママさん、こんばんは^^

あぁ、なるほど☆

ご説明いただいた状況って先が見えない心細さは感じますよね。
何か『まず、これを第一に考える』というものが決まれば、あとは自然と
流れができるような気もしますが、いろいろな人の考え方があるでしょうし。

こちらこそいつも真剣にお答えいただきありがとうございます<(_ _)>
2015-10-02 金 23:41:14 | URL | 真知子 [編集]
真知子さんへ
こちらこそ、質問していただくことで、考えが深まったり、
詳しく説明し直すことで自分を振り返ったりできるので感謝です。

いつもありがとうございます(^-^)

2015-10-03 土 15:03:47 | URL | ナカリママ [編集]
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2015-10-04 日 02:24:01 | | [編集]
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2015-10-04 日 02:31:12 | | [編集]
鍵コメント③④さま
重ねて丁寧なコメントをありがとうございました。
自分の中の完璧主義は厄介なので(鬱の原因でもあるし)何とかしたいと常々意識しています(^-^;)
一旦身についてしまったものを解いていく作業はなかなか難しいですね。
でも、意識するようになってから、随分ましになった気はするんですが・・・

>「障害者の中では、健常者扱い。健常者の中では、発達障害者扱い」
そうなんです、この狭間の立ち位置が本当に苦しい。
何とか本人にうまく乗り越えて欲しいと願うばかりですが・・・

娘の中にクリエイティブな才能を認めていただいて本当に感謝です。
実はpixivには「ナカリ」として投稿しているんです。
ブックマークしてくれる人がいたり、評価がついたり、で、
今のところ、嬉しい反応ばかりで、厳しい意見は返って来ていませんが、
他の人の絵の上手さに落ち込んだり悔しがったり、という意味での「刺激」にはなっているようです。
アドバイスありがとうございました。

それと、フェイスブックはやっていませんが、リンク先のHPに自分の作品を載せて、
発信一方(リアクションは受けない形)で、ネットに繋がっています。
関係を広げるという意味で発信オンリーでは意味がないかもしれないですが、
スクールカウンセラーさんからそういう形を勧められたので・・・。

せっかくだから、そことリンクする形で、関係を広げられるブログを作ろう、
と思って私が「母」の立場でこのブログを始めた、という感じでもあります。
おかげでHPの方も時々、見てくださっている方がいるのを知って、嬉しく思っています。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました!


2015-10-04 日 22:48:27 | URL | ナカリママ [編集]
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