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ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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プリーモ・レーヴィ「これが人間か」 読了
こんばんは、または、こんにちは。
見つけて、心にとめて、来てくださってありがとうございます。

この間、息子が「かっこいい」と紹介してくれた
ピアソラの Revolucionario(革命家)
確かに、かっこいい曲でした。BGM用に、貼っておきます。



前々回に記事にした、レーヴィの「これが人間か」
読み終えて、あれだけの紹介で終わってしまうのは、申し訳ない気がして、
再度、続きを書かせてもらいます。

最初に「プリーモ・レーヴィ」でブログ内検索をしてみました。
出てきた記事は3つ。
一つは、ついこの間、書いたばかりのオムライスの記事。
これは、カテゴリわけでは「子どもの日常」になっています。

他の二つは、偶然ですが、どちらも7月末の記事。
2016年の記事は「読んだ本・・・」カテゴリ、2019年の記事は「子どもの日常」カテゴリです。

2016年7月30日 「相模原事件からホロコーストを想う・・・エリ・ヴィーゼル氏死去の記事とともに」

2019年7月31日 「いのちの不思議 自分とは異なる存在である『子ども』」

エリ・ヴィーゼルの「夜」と、もう1冊「死者の歌」
ヴィーゼル2冊 

そして、プリーモ・レーヴィの「アウシュヴィッツは終わらない」他2冊
レーヴィ3冊 

今回の「これが人間か」との違いを見比べてみて、
「若者たちに」という学生版のための序文、と、「年譜」が加わっているのと、
翻訳者の解説が新しくなっているのを確認しました。

「若者たちに」は1972年に書かれており、
本文中にも
>あれから四半世紀を経た今日、私たちは周囲を見回してみるが、
>安心するのは早すぎたのではないか、という危惧を抱いてしまう

という文章があります。

四半世紀。25年。

で、今は2020年。
戦後75年ですから、さらに50年の時を重ねているわけです。
それでもやはり、まだまだ「安心」できる世の中になっていない。
つい先日の長崎平和宣言も、
>私たちのまちに原子爆弾が襲いかかったあの日から、ちょうど 75 年。
>4分の3世紀がたった今も、私たちは「核兵器のある世界」に暮らしています。

という一文から始まっていました。
時間の積み重ね。
刻々と時は流れて、記憶を受け継ぐ手立てが少なくなっていく。

そんな中、レーヴィをはじめ、当事者の遺した言葉を「忘れない、残していく」
ということは、とても大事だとしみじみします。

レーヴィ本人は、既にこの世の人ではなくなってしまっているのですが、
彼と親交が深かった翻訳者の竹山先生は、研究者として現役でいらっしゃいます。
その竹山先生の解説文の最後は、
レーヴィの墓地を訪れた時の様子から締めくくられていました。

>大きな一枚岩のブロックが置かれただけの、とてもシンプルな墓だった。
>墓石にはレーヴィの名前と、アウシュヴィッツ強制収容所の囚人番号が刻まれていた。
>それを見て何とも言えない気持ちになった。
>彼の自死から30年の月日が流れ、彼の作品をまた新たな視点から読み直す作業はまだ続いている。
>レーヴィのことを考えると、これは自分が死ぬまで続けなければならない宿題であるような気がしている。


「死ぬまで続けなければならない宿題」・・・
そういうものを、自分で自分に課すことができる、というのはすごいな、と
我が身を振り返らされる思いがしました。

このところ、いろいろと感情の波があり、
心穏やかでない毎日が続いていますが、
やはり、こうして、生きて、寝食に不自由なく暮らせていることへの感謝を忘れずに、
もうひと踏ん張り、もうふた踏ん張り。
私の原点を作ってくれた両親に恥じない報告ができるように頑張ろう。


イタリアの人たちにとって、暗唱できるくらいになじみ深いダンテの「神曲」
おそらくその中の一説だと思いますが、レーヴィの本から・・・

>きみたちは自分の生の根源を思え。
>けだもののごとく生きるのではなく、
>徳と知を求めるため、生をうけたのだ。



今日も最後までありがとうございました。

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読んだ本・文章、見た映画・ドラマ、聴いた音楽 | 00:40:26 | トラックバック(0) | コメント(10)
コメント
おはようございます。
「夜と霧」、「普通の人びと」を読むとナチスを支持した人たちも、
実際に収容所で虐殺に加担した人びとも普通のドイツ国民だったのです。
日本の戦争を煽ったのも日本のメディアであり、普通の平凡な私たちでも
あったのです。
それこそ人間の(私たちの)恐ろしいところです。
私は、私たちが、あしたこそ今より少しはよくなるだろうと思いたいです。
ピアソラ、よく聴いたものでした、懐かしい。
2020-08-12 水 08:05:25 | URL | エリアンダー [編集]
エリアンダーさんへ
おはようございます。
普通の人たち、が、結果的に悲劇を支える形になったこと。
一部の特別な人たちだけが加担したわけではないこと。
それを思うと、人として誠実に生き、
自分の意見を表明し、他者を尊重する、無関心でいない、
そういう日常が大事なんだと考えさせられます。
そして、
歴史に学びながら、より良い明日を作っていくことが出来る、
と、未来を信じる、希望を持つこと、も大事なんだな、と、
コメントを読ませていただきながら感じました。
今の日常の延長線を生きていく子どもたちのためにも、
大人として、親として、出来ることをしておかないと、
と思っています。
セミの声を聞きながら、特別な夏をどう過ごすか、
今夜は夜空を見上げてペルセウス流星群を見ようか、
あれこれ考える朝になりました。
ピアソラ、いいですよね。
今日もありがとうございました。

2020-08-12 水 08:25:25 | URL | ナカリママ [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2020-08-12 水 11:26:21 | | [編集]
ナカリママさん、こんにちは〜! 
今朝のコメント見てびっくりしました。まさかナカリさんからもきてたとは。アメブロにいったんですが、IDがないとコメントできないみたいですね(いいねもできませんでした)。
コメントもらえてとても嬉しかったこと。ナカリさんがブログで自分の心のうつろいを、丁寧に言葉にしていることに感動している事を伝えてくださいますか?本当に、私が嬉しく元気をもらえましたよー。

詩人の長田弘さんが60年台後半に収容所(アウシュビッツじゃない)を訪れた時、観光地になっていたことに大きな違和感と危機感を感じたそうです。「たった20年で・・・?」と。その感覚、今もずっと、解決されずにきてるように思います。

「悲惨だからヤダ」という気持ちで戦争反対を唱えるのは、それは体験者がいなくなると、すごく弱い手段になってしまいます。
これから必要なのは、普通の人が、なぜ戦争容認の気持ちになっちゃったかを検証するところじゃないかと。
でも誰も言わないんですよね。言えば犯人扱いみたいな恐怖もあるでしょうし。軍国少年だったのは、大人の刷り込みだけだったのか?とか、謎はけっこうあります。
小学生の頃、8月6日は登校日で、校舎に原爆被害者のパネル展示がされていました。
悲惨なのはわかった、戦争はイヤだ、やって欲しくないしやろうとも思わない。けれども、戦争をなくす方法は全く考え付かないです。
イヤだイヤだは解決策ではないのだなと。40年近く経って気付きましたよ。
みんながワーワー騒いでいる時こそ、自分は黙って、「本当?それ本当?」という立ち位置にいたいです。

今日は北海道も30度。でも平気。
大阪はヤバイでしょう!ほんっと、涼しくしてくださいね。
2020-08-12 水 14:44:03 | URL | 馬場亜紀 [編集]
鍵コメントさんへ
ナカリです。
お返事ありがとうございました。
私もとても嬉しかったです。
卵焼くの難しいです、ほめてくれてありがとうございます。
また見に行きます。

ナカリママです。
お返事遅くなってしまいました。
やり取りが苦手なナカリですが、この最近、少しずつメル友さんが増えて、
自信がついてきたみたいです。
今日は自分で直接コメントしてみる、というのにチャレンジを始めました。
少しずつ、経験を増やしていけたらいいなーと見守っています。
いいチャンスをいただけて、良かったです。
これからもよろしくお願いします。
2020-08-12 水 20:38:17 | URL | ナカリママ [編集]
馬場亜紀さんへ
ナカリです。
私のブログも見てくれてありがとうございます。
私も、お返事とても嬉しかったです。
良いことがあると、何か悪いことがあるんじゃないかと不安になってしまう気持ちが
とてもよく分かります。
うつろい、ってむずかしい言葉だったから、お母さんに教えてもらいました。
コメントできて良かったです。


ナカリママです。
昨夜のナカリとのお悩み相談会の内容に通じる記事だったので、
朝起きてご飯を食べた後、じっくり一緒に読みました。
相手に自分の気持ちを伝えたいという思いが、ナカリ本人から出てくるのは、
とても嬉しいことでした。
せっかく直接お返事をと思っていただいたのにすみません~
ナカリのブログもHPも、コメント受け付けない設定なので(発信オンリー)
こちらに書いて伝えていただけて助かりました。
それと、アメブロはアメーバー同士でないと、いいね出来ないみたいです。
(私も、アメブロやFC2以外のサイトへのコメントの仕方など、
まだまだよくわからないことだらけです。)

長田弘さんの実感は、確かに、私も今まだ続いているように思いました。
>戦争をなくす方法
・・・難しいですよね。
ナカリから、「みんな愛とか結婚とか言ってるのに、なんで戦争があるの?」
と、突っ込まれて、一緒に考えこんだのを思い出します。
核兵器をどうしてなくすことができないのか、
いや、現実問題として、どうやったら無くす(処理する)ことができるのか、
私にも、難しくて答えられないです。
でも、今の状況がおかしい、ということは、声に出していかなくちゃ、
実際に戦争を経験した人たちの思いを引き継いでいかないと、と、
それだけは強く思います。
忘れないことが大事だなと。

おりしも、今日は日航ジャンボ機の事故があった日で、
新聞記事を見せて、ナカリと話をしました。
教えることで、ナカリの不安をあおってはいけないけれど、
「空の安全」のために、いろいろな取り組みが続いていることを、
なるべく穏やかに伝えました。

戦争だけでなく、世の中にはいろいろな事故や事件や理不尽がある・・・
不安になりやすいナカリだけど、
そういう「現実」もちゃんと知っておいてほしいです。

もやもやしたり、上がり下がりする感情を、「書く」作業を通じて整理する、
そういう経験の場として、ブログが彼女の助けになればいいなーと、
今回改めて、「やっててよかった」気持ちになりました。
そして「書く」ことと同時に「読む」ことも大事な経験になる、と学習中です。
グッドタイミングな記事をありがとうございました。

こちらへのお気遣いもありがとうございます。
今日は少しマシでしたが、大阪の暑さは確かに「ヤバイ」レベルです。
アキちゃんのケージに取りつけてある温湿度計の数字をにらみながら、
クーラーの設定温度を上げ下げして(ナカリも寒くなったり暑くなったり)、
ウサギも人間も体調管理が難しい状況ですが、
よく気をつけて、免疫アップして、
暑さにもコロナにも負けないように心がけますね。
北海道でも、お気をつけて!
皆さん、ご無事でありますように。
2020-08-12 水 21:21:28 | URL | ナカリママ [編集]
こんにちは〜!
ナカリさん、返信ありがとうございます( ◠‿◠ )
ナカリさんも読んでくれてると思うと、吉報配達ブログの基本から外れずにいられます。私こそ「ありがとう」ですよ!アメブロもちょくちょく見てます。リアルドールカゲウラさんの男前っぷりは、ナカリさんじゃなくても本当に惚れ惚れするカッコ良さですよー♬
大阪は暑くてまいっちゃいそうですけど、アキちゃんの健康管理とともに、元気に過ごしてくださいね。

ナカリママさん、いつもありがとうございます( ◠‿◠ )
ナカリさんとネットだけとはいえ会話ができるなんて。とても嬉しく楽しいですね♪
日航の事故ももう何年経つのか。それでもまだまだ記憶に残っていますね。「忘れない」が、まずは過ちを繰り返さない一歩目だからでしょうね。毎日忘れずに、とはいかないけど、記憶タンスの引き出しにはいつも入ってるように。タンス貯金のように?笑
ナカリさんの素朴な疑問は、本当は人間がみんなもつ疑問ですよね。誰も言わないけど。言ってもしゃあないと諦めてるところもありますしね。
知って不安になる反面、例えば飛行機はいかに最も安全な乗り物として存在するようになっているかを知れたり、マイナス面にはかならずプラス面があることを見る練習にもなりますよね。
私も、悪いことを取り上げるなら、反対のいい面もセットで取り上げるような考え方をしていこうと思います。

今日の北海道は全国の皆さんに申し訳ないくらい、爽やかな風が吹いて、爽快な夏のお天気です。
私たちは大丈夫です!!
いつもありがとうございます。
ナカリさんや、ご家族、お友だち、大阪、近畿・西日本、日本全国のみんな、世界のみんな・・・みんなが気持ちよく暮らせるようにと祈ります。
2020-08-13 木 15:11:17 | URL | 馬場亜紀 [編集]
馬場亜紀さんへ
こんばんは。
ナカリへのお返事ありがとうございます。
飛び上がって喜んでいます٩(^‿^)۶
男前っぷり、とは、また粋な誉め言葉で、
私まで一緒に惚れ惚れしてしまいました。
毎日吉報を届けるという、すごいチャレンジに、
私たちも楽しみをいただいてます。

いいことがあれば悪いこともある、
いいことばっかり、とか、悪いことばっかり、とかじゃなく、
何かにぶつかった時に、両方の見方が出来たらいいですね。
「記憶タンスの引き出しにいれておく」
というのもすてきな表現です。
覚えておいて使いたい言葉リストに加えておきます!

コメントしにくい記事が続いてしまって、
自分の心の満足のために書いてるような、
ちょっと複雑な数日でしたが、
コメントいただけて励まされました。

北海道の、爽快な夏のお天気。
お話を聞くだけで、こちらの暑さもなんだか、夏やねんから!
という気持ちで受け入れられる気がします。

今日はナカリの当事者会にバスで出かけた際、
時刻表が今日明日は土日版になってるのに、
あ、そうか、今はお盆休みなんだ、と気づいたくらい、
いつもとほぼ変わらない日々が続いています。
そんな中、帰省は控えて、と言われながら申し訳ない気持ちで、
今週末も帰省、いよいよ実家の売買契約、ということで、ドキドキ中。
休み、という感覚が飛んでしまっています。

そんな訳でバタバタなので、
しばらく訪問も更新も滞りそうですが、
落ち着いたらまたゆっくり書きますね。
暑さとコロナ対策をしっかりやって、
無事に、この特別な夏を乗り越えましょう。
いろいろお気遣いありがとうございました。

2020-08-13 木 19:05:08 | URL | ナカリママ [編集]
娘は広島のホロコースト記念館を見学したことがありますが、レーヴィさんは「ホロコースト」という呼称について反対していたと知りました。
数々の作品を残されましたが、ご自身の経験を未来の人たちに語り継いでいきたいという信念がおありだったのでしょうね。
コロナのことなどで不安な日々を送っていますが、一日も早くコロナ禍が収まるように、毎日祈っています。
2020-08-15 土 17:50:51 | URL | utokyo318 [編集]
utokyo318さんへ
こんにちは。
お返事大変遅くなり、すみません。
実家でいろいろバタバタで、昨夜は転倒して、
今朝一番に整形に行ったら、手首にヒビが入っていました。
固定して三角巾で吊っています。
情けないし心細いです( ; ; )
今、帰途です。早く帰り着きたいです。

レーヴィ、そうだったのですね。
自死には否定的だったそうですが、
一人で長年考えた末の自死にやりきれません。
私も今とても心細いので。
取り急ぎお礼まで、コメントありがとうございました。
2020-08-17 月 16:14:24 | URL | ナカリママ [編集]
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