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ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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プリシラ・アーンとエリナー・ファージョン
リンク先の、すみさんのブログがしばらくお休みになってしまいました。
寂しいなあ。でも、体調が良くなって戻れますように・・・。

すみさんに教えていただいたプリシラ・アーン
ジブリの映画「思い出のマーニー」の曲として、柔らかいメロディーが心に残っていましたが、
歌詞を見て、ドッキリしました。
切なくて、胸が締め付けられるような歌詞です。
ここでは、プリシラの歌じゃなくて、日本語翻訳版のを紹介します。




そして、マーニーの原作を思い出して、
久しぶりにエリナー・ファージョンの絵本を見たくなり、本棚の中から探し出しました。
「年とったばあやのお話かご」もいいいんですが、
「ムギと王さま」の中に挟みこまれていた自分の手紙の写しを見て、思わず紹介したくなりました。

手紙の日付は下の子が生まれて3年半くらいたった頃のこと。
いろいろと手がかかって一応診断らしきものももらって、母子通園施設に通っていた時です。
手紙の宛先は職場の後輩事務員さん。
結婚式に呼んでいただいたお礼を兼ねて、この絵本をお贈りしたのを、今まで忘れていました。

内容は・・・
「○○さん、結婚1周年記念日おめでとうございます。
本当にいろんなことがあったでしょうし、これからもあると思います。
わたしたちもそうでしたし、これからもそうだろうなあと思っています。
世の中に同じ人が一人もいないように、
ひとりひとりがちがっていてすばらしいように、
カップルもまたそれぞれちがっていて
いろんなかがやきがあって
たくさんの出会いがあって
生きてるってすばらしいなあ、ということを
一緒に実感することができて
嬉しい記念日を一緒にお祝いしたい気持ちで本を贈ります。
息子に枕元で少しずつ読んであげた本です。
『しんせつな地主さん』のような生き方ができたらなあ、
と思っているナカリママより」



・・・『しんせつな地主さん』!
かすかな記憶をたどりつつ、う~、思い出せない、と、再度読み直しました。

たった27ページほどの短篇ですが、
読み返して、娘が幼かった頃の気持ちがよみがえりました。

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以下、ネタバレですが、
主人公は「クリスマスキャロル」に出てくるような強欲な地主のチャードン。


「チャードンは金持ちになりました。そして、近所の人たちや使用人は、この男をにくみ、おそれました。
というのは、チャードンは栄え、村はおとろえたからです。」

その彼が、ジェインという娘に心を奪われたところから、少しずつ変わり始め、
わずかの月日で妻を亡くしたあと、残された娘の「ちいさいジェイン(チイジェイン)」を愛する一人の父親として、
自分のことを「しんせつなひと」と信じて疑わなかった妻と子の「願い」のために、次々と財産を減らしていきます。

「チャードンの家だけがゆたかなようすを見せていたアンダーボーンの村は、
しだいに形をととのえはじめました。
そしてとうとう・・・州でも一ばんゆたかな村になり、州じゅうの話のたねになりました。」

「チャードンの財産がすくなくなればなるほど、彼は惜しみなくあたえだしたのです。」
「チャードンの財産と貯金が、日ごとにへってゆき、近くや遠くの人たちが、チャードンを祝福し、
ほめたたえるようになってゆくいっぽう、かれは、一度も、チイジェインの安全のために、
ごくすくない金さえも、動かせないようにしてとっておこうとしませんでした。
安全のためですって?
この笑っている、かわいい子どもが!
あの目の中に、おとうちゃんのしんせつと、世の中全体のしんせつを信じきっている色をうかべたこの子どもに、
どんな危険がおこるというのでしょうか。」

そして、ついにチャードンは最後に一文無しになって「チイジェイン」をひとり残して死んでしまうのです。
でも、その時、村中すべての人が、彼が残した「チイジェイン」の世話をすることを心から望み、そのようになりました。

「アンダーボーン村は、
世の中の子どものために金をつかって、じぶんの子どもには何も残さなかった人間が住んでいたところとして世間に知られ、
またその人をじまんしました。
けれども、つまりは、チャードンは、村全体をチイジェインに残したのだ、といえるかもしれません。
村じゅうのどの屋根も、どの炉ばたも、みなチイジェインのものだったのですから。」

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初めて読んだ時に、感動して涙が流れたのは、娘の障がいが分かっていて、
「親亡き後」のことも考え始めていたからだと思います。
親として子どもに残してやれるもの…
そりゃ、お金はあったに越したことはない、
でも、ほんとうに頼りになるのは人の繋がりなんじゃないか
と考えさせられたのでした。
「きれいごと」だけでは現実の話は進まないけれど、
やっぱり、これからも『しんせつな地主さん』のような生き方をめざしていきたいなあ、と、改めて思いました。

映画「マーニー」の中で、あんなちゃんが地域の人たちの繋がりの中で元気を得ていったように、
娘にもリアルの繋がりができていってほしいなぁぁぁぁ・・・・・・



最後はプリシラの歌声で。














読んだ本・文章、見た映画・ドラマ、聴いた音楽 | 21:12:57 | コメント(12)