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ナカリ母

Author:ナカリ母
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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映画「シンプル・シモン」
準新作扱いの映画を先週末、ツタヤで借りてきました。
今日、娘と一緒にスウェーデン語で、日本語字幕で見ました。



設定としては、以前書いた 映画「ラースとその彼女」 に近い感じがしました。

→対人恐怖、アスペルガー(どちらも極度の接触拒否)の弟と、彼を心配し面倒を見続ける兄(とその妻、彼女)
が主人公の物語で、家族の立場から感情移入して観入ってしまいました。

「ラース」はしっとり、ほっこり、じ~ん系・・・だったけど、
それとは違う、ポップでキュートな感じがこの映画の魅力になっている気がします。
ネタバレですが、
私が一番グッと来たのは、シモンが持ち歩いているお兄さんの写真の裏側に
「僕はシモンの兄です。弟が迷惑をかけて本当にすみません。
アスペルガー症候群のためです。電話をください。壊れた物は修理します。」

と書かれてあるのが読み上げられたシーンです。

自閉っ子のお母さんたちも、迷子に備えて本人の特性や連絡先を書いたカードを持たせることが多いのですが、
きょうだいで、こうやってカバーしてくれるなんて・・・胸が詰まりました。

シモンは両親に対して心を開かず、会話も成立せず、シモンの世界に自分の方から近づいていく兄
(ドラム缶の中に引きこもっているシモンに、「こちら地球、シモン応答せよ」と話しかける)が唯一の理解者、
という感じで描かれています~でも、毎日きちんと清掃の仕事をしているところは、さすが北欧。
こんな風に、社会生活が出来たらなあ・・・

会話が噛み合わなかったり、ものごとを100か0かで判断してしまったり、
パニックになって暴れたり・・・我が家も重なるシーンがいろいろありましたが、
軽いタッチで描かれていたので、ナカリ本人にはあまりピンとこなかったみたい
(彼女にはむしろ「ラース」の方が共感できた・・・?)。

2011年のアカデミー賞外国語映画賞スウェーデン代表作品でもあったようです。
公式HP

見ることが出来て良かった、可能ならまた見たいな、と思った映画でした。
エネルギー充填して、今週もがんばろう~~





読んだ本・文章、見た映画・ドラマ、聴いた音楽 | 17:39:37 | コメント(16)
ヒポクラテスの誓い
笑い話のようですが、
お医者さん達の集まりで、「最近病院の経営が上手くいかない」「そりゃ上手く患者を治すからだ」
というような会話があったという話を聞いて、
同じく、カウンセラーさんたちの間でも「腕が上がるとクライアントが短期間で良くなって収入は減る」
というような話があると聞いて、
息子が教えてくれた「ヒポクラテスの誓い」を再度確認しました。


ウィキペディアより
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 医の神アポロン、アスクレーピオス、ヒギエイア、パナケイア、及び全ての神々よ。
 私自身の能力と判断に従って、この誓約を守ることを誓う。



この医術を教えてくれた師を実の親のように敬い、自らの財産を分け与えて、必要ある時には助ける。

師の子孫を自身の兄弟のように見て、彼らが学ばんとすれば報酬なしにこの術を教える。

著作や講義その他あらゆる方法で、医術の知識を師や自らの息子、また、医の規則に則って誓約で結ばれている弟子達に分かち与え、それ以外の誰にも与えない。

自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。

依頼されても人を殺す薬を与えない。

同様に婦人を流産させる道具を与えない。

生涯を純粋と神聖を貫き、医術を行う。

どんな家を訪れる時もそこの自由人と奴隷の相違を問わず、不正を犯すことなく、医術を行う。

医に関するか否かに関わらず、他人の生活についての秘密を遵守する。



この誓いを守り続ける限り、私は人生と医術とを享受し、全ての人から尊敬されるであろう!

しかし、万が一、この誓いを破る時、私はその反対の運命を賜るだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この「誓い」は、現在でも、大学医学部の卒業式などで朗読されているとか。
日本医師会のHP にも掲載されていました。

今から2000年以上前に残された人類の貴重な遺産を、どれだけ引き継げているのだろう、と、
改めて「医療」に限らず、様々な「技術」について考えさせられました。

多少なりとも医療関係の学習を思い立った機会に、ブログにも記しておきます。






読んだ本・文章、見た映画・ドラマ、聴いた音楽 | 22:28:48 | コメント(2)
薬物について
ここ数日、胃が痛み、一昨日は吐き気でトイレから動けずに娘に心配をかけたので、
昨日メンタルクリニックで指導していただきました。
(娘は私が弱っていると穏やかです・・・)
結論、頓服薬の過剰摂取+ストレスによる胃痛ということで、
平常飲んでいる薬の方を倍増させることで頓服への依存を止めるよう方針を立てました。

飲み過ぎてしまったのは ソラナックス です。

ドクターによると、1日の服用量の上限は1錠(0.4mg)×2回まで。
単発でなら、最大1日6錠くらいまでは可能だけど、連日飲むなら、それ以下でないと、とのことでした。
処方され始めてから長く使っているので、それなりに説明をきいていたはずなのに、
とにかく効き目が実感できるので、すっかり頼って、恒常的に大幅に飲み過ぎていました。
(おまけにやけくそでアルコールを並飲してしまったので、そりゃ吐き気も出るはず・・・反省)

やはり、薬物には両側面あるので、医師の指導を守ってきちんと服用することが肝心かと思います。
(子どもに飲ませる分には神経を使っていたけれど、自分が飲む分はいい加減でした。
というか、どうなってもいいや、的な発想があったこと自体が既にあぶなかった・・・)

もしかして、ソラナックスを服用されておられる方がいたら、ぜひお気をつけていただきたい、
と思って書いておきます(もちろん、どの薬でも、お気をつけて)。

脱線記事ですみません。






未分類 | 11:07:58 | コメント(10)
少しダウン気味の時に
思い出すのは、ずいぶん昔に、中学生だった子から、
「母が介護疲れの時に、マイケルジャクソンを大音量で聴いている」と聞いた話です。
当時はまだ介護保険もなく、各家庭で「母」の立場にある人が全てを担い、
その様子を子どもが見ながら学校へ通ってくる、という時代でした。
その子は、学校から帰ると家の中に汚物がまき散らされている様子を目にし、
母と一緒にその始末をしながら、それでも毎日登校してきて、
日記にふと「母の様子」として書いてくれたのが「マイケルジャクソン」でした。

決して若々しい訳ではなく、ある程度年齢を重ねた「母親」がマイケルを聞いている姿を想像して、
当時まだ若かった自分の方が胸を締め付けられるような気持になったのが忘れられません。

今は自分自身が、その「お母さん」よりも年をとってしまいましたが、
ストレス発散に音楽を聞く、というのは分かる気がします。

2日前、「生まれなきゃよかった!死にたい~!」と大暴れになった娘と格闘、
床に思いきり突き飛ばされて倒れこんだショックから、なかなか立ち直れず、
マイケルを聞いて、少しの間、休憩しようと思います。

ユーチューブにあげられた「ヒール・ザ・ワールド」の中でも、一番好きなもの↓(公式映像)



今回、訳をつけられなくてすみません。
かわりに日本語訳と解説が載っているページをひとつ紹介しておきます。

Heal The World (1991年)







読んだ本・文章、見た映画・ドラマ、聴いた音楽 | 17:09:24 | コメント(4)
障害年金について
市役所の国民年金課に相談に行った際、
「何(どちら)で申請するか、ですね」と、
しきりに「知的障がい」なのか「精神障がい」なのか、の話をされました。
「知的障がいだけでは、普通、病院にはかからないでしょう?」とも。
確かにそりゃそうなんでしょうが・・・。
結論的に、同じ書類を2部いただき、成育歴を記載する書類も当然内容は一緒。
診断書(3か月しか有効でない)に従って書いてください、ということで、
誕生日を過ぎてからの申請を強く勧められました。


担当の方の、「知的障がい」を伴う発達障害(自閉症)についての理解がいまひとつなのでは…?
という疑念は別にして、
どちらにしてもやっぱり、2種類提出、の準備を進めないといけないようです。

ウィキペディアで「自閉症」を検索すると、こんな図が出てきます。

自閉症 ウィキペディア 8cc6u0ft
本文は こちら


娘は状況から判断すると「アスペルガーとカナーのボーダー」ということになるのですが、
だから年金申請に於いてどうなる、という具体的なアドバイスは得られませんでした。

「知的」の場合は「初診日」は不要→先天性、との判断ですから。
「精神」の場合は「初診日」の診断書込→うちの場合、6歳の時になるのかな?
(でも、自閉症も先天性なんですけど…)
20歳を過ぎてから申請となると、年金の支払い猶予の申請も同時に行うことになる
→認められた時点で「法定猶予」に切替わる、というような説明でした。


とりあえず「誕生日の前後3か月」という指定をいただいたので、
もう少し時間的余裕があると見て、準備を進めたいです。






未分類 | 20:05:46 | コメント(4)
特性をイラストで表現する~ナカリの初仕事
この間、娘が「無職はいや」「自分の強み(絵で表現する力)を仕事にしたい!」
という夢や希望をはっきり口にし始めたので、
そういえば「中3の時、お仕事したじゃん!」と、思い出して話をしました。

当時、次年度から遠方への転校が決まっていた後輩の男の子のお母さんが、
新しい環境で周囲の人の理解を得るために分かりやすい資料を作れたら・・・と、
本人のエピソードや頑張り、親の願い、などを原稿にまとめてくださり、
それを見ながら、ナカリがイラストをつけて冊子の形にしたのでした。

出来上がった「マイペース○○○(男の子の名前)ものがたり」

親同士のお別れ飲み会でお母さんにお渡ししたら、ご家族みなさんで喜んでくださり
お礼に、とお母さんから図書カードをいただいた・・・のが、「初仕事」だったねー、と、懐かしく思い出しました。

今回、お母さんの了解を得て、その作品をアップさせていただきます。
全部で14枚のイラストです。


紹介イラスト1 CCI20150820_0000

紹介イラスト2 CCI20150820_0001

大きくなったらクジラになりたい・・・!!可愛いエピソードです。
がんばりやの「ひとちゃん」、宿題も手を抜かないで、いつも一生懸命。

紹介イラスト3 CCI20150820_0002

ガヤガヤうるさいのは苦手!ナカリも同じだからよく分かります。

紹介イラスト4 CCI20150820_0003

忘れもの名人「ひとちゃん」のエピソードも、聞く側にしたら可愛らしい~(母は大変だろうけど)

紹介イラスト5 CCI20150820_0004

自分から集団に入るわけではないけど、じーっとよく観察している「ひとちゃん」
「○○を描いて」と言われるとヤル気がでなくても「好きな絵を描いて」だと俄然ノリ気の「ひとちゃん」

紹介イラスト6 CCI20150820_0005

すぐに気が散ってしまうのも共感できるナカリ。ちょっと「トットちゃん」ぽいです。

紹介イラスト7 CCI20150820_0006

「さぼってる」とか「甘えてる」とか、ナカリも何度も言われてきたから、絵にも気合が入ってます。

紹介イラスト8 CCI20150820_0007

一度にたくさんの情報が入ると混乱するのはナカリも一緒だから、よく分かります。

紹介イラスト9 CCI20150820_0008

紹介イラスト10 CCI20150820_0009

苦手を補う手段は必ずあります! ナカリも座席の工夫をしてもらいました。

紹介イラスト11 CCI20150820_0010

「距離感」も一つのキーワード。 
近すぎず、離れすぎず、「適切な距離」を具体的に学んでいく必要がある子どもたちです。

紹介イラスト12 CCI20150820_0011

眠くても宿題をがんばる「ひとちゃん」
ゆっくり歩く「ひとちゃん」を追い越すのはニンテンドーキャラのサムスです

紹介イラスト13 CCI20150820_0012

単なる「手助け」だけでなく、本人ができるようにサポートする「手助け」を希望する、
お母さんの強い願いが伝わってくるメッセージでした。

紹介イラスト14 CCI20150820_0013

「よろしく・・・」の思いは、ナカリ自身も一緒です。

たくさんの記事を見ていただいてありがとうございました
こんな形で、誰かの想いを、絵で伝える、ということが、いつか仕事に出来たらいいなあ~、
と、5年前のイラストを見て改めて思った母でした。












ナカリの作品 | 20:22:00 | コメント(8)
脳や心に起因する疾患への啓発運動~シルバーリボン
リンク先のすみさんの「ふつーって」がクローズのまましばらくたちます。
無事を祈っています。


すみさんがブログの中で教えてくれた「シルバーリボン運動」

シルバーリボン index

公式サイトは こちら
他に啓発サイトとして
東京人権啓発企業連絡会
もありました。

「見えない障害バッジ」を紹介してくれた先生
の記事で、「透明リボン」については書きましたが、
銀色のこのリボンに込められたいろんな人たちの思いに胸が熱くなりました。



今日は仕事中に娘からの電話(悪口が聞こえる!)で呼び戻されて、
帰りの電車で2駅寝過ごしてUターン、フラフラのため乗り換え駅のホーム内の喫茶店でコーヒーを飲んでから、
二時間かけて自宅に帰りつきました。

電話で「私は統合失調症じゃない?」と聞かれて「私には分からんよ!」と、つい声を荒げてしまって、
帰宅してからもギクシャクです。


ちょっと負のスパイラルですが、何とか抜け出せますように・・・







未分類 | 19:37:00 | コメント(9)
娘の脳の働きを解明したい・・・
今日は計画相談支援機関でのモニタリングに一人で行った帰りに、
市役所の国民年金課で障害年金についての説明を聞いて帰りました。


「無職はいや」という気持ち
の記事でも書いたように、娘はずっと自分の「社会的立場」を気にし続けています。
可能ならば、自分の得意なことを活かして仕事をしたい、収入を得たい、とも思っています。

でも、現実的には、外出がやっと少し可能になってきた、レベルで、
とてもまだ「就労移行支援」や「自立訓練」の施設に通うことはできそうにありません。
(徐々に生活が上向いてきたとはいえ、あと5か月の間にそこまでアップさせるのは不可能
→主治医も、無理や焦りは禁物、と言ってくださっています)
なので、障害年金を申請するつもりなのですが、これがなかなか複雑な仕組みで、
窓口で説明を受けて書類を受け取って気が重くなって帰宅しました。



・・・という話は別にして、
この間、しみじみと感じているのは、タイトルに書いた内容です。

リアルとファンタジーの境目が曖昧で、
頭の中で生み出したキャラクターや自分が描いたイラストに命を吹き込んでしまう
→自分と対等な相手として熱愛したり嫉妬したりしてしまう~イラストの表情が変わって見える
 キャラが勝手に何か言ったり思ったりしているように感じる~自分を悪く言っている!とイラストに本気で怒る、破る

「外の世界」の出来事も、見たとおりに理解して信じてしまう
→「サンタはいない」の説明に一応納得したものの、やっぱり「フィンランドに居る」と思っていた!
 映画「ハリー・ポッター」の役者さん達は、本当に箒に載って空を飛べる(から羨ましい)と思っていた!


彼女の脳内はどんな仕組みになっていて、何を「現実」ととらえ、何を「ウソ」と認識しているのか??
幼い頃からずっと続いていた「独り言」(一人芝居)は無くなったけれど、多分、脳内劇場は今でもいつも満員御礼状態、にぎやかなんだと思う・・・

彼女の思い込みや誤解を避けるために、
「これは、ままごと遊び、ごっこ遊びだから、お話を合わせて楽しんでいるだけだから」
と言い聞かせながら(パラレルの)話を進めないと、
自分が思っていた展開と異なるやりとりに、怒り爆発となってしまうので要注意・・・


娘も息子も「生まれて来たくなかった」と言って泣いたことが何度もあるし、
「生きているのがしんどい、嫌だ」ということも何度も口にしてきた・・・
それほど辛い経験をしている、というのは二人とも同じなんだろう、と思うけれど、
今の息子とは話が噛み合う、理解できる(気がする)ので、脳内まで立ち入ってあれこれ知りたい、とは思わない、
一方、娘の「考えていること=言っていること」は、理屈では説明がつかない内容が多いので、謎が深まるばかり。

えぇ~、なんでそう考える?そう発想する?そう理解する?と、聞きたいことがいっぱい。
(本人に聞いても分からない、というのがますます謎)


これを知るために、英語の勉強・・・を思い立ったのに、一向進まないので、
モチベーションを上げて再度がんばろう、と思った一日でした。






子どもの日常 | 21:05:44 | コメント(8)
不登校の中学生が大学図書館を訪れたら
昨日の娘の爆発は、息子が下宿に帰ったあと・・・ということで、
彼女なりに緊張して一緒に過ごした長期間の「ストレスの発現」だったのかも?と思います

きょうだい仲は悪くはありませんが、
知的な遅れのある娘から見ると、兄はいろんな事が出来て誉められることが多い、
兄と母はこんなケンカしない!母は私にだけ厳しい!私だって母とケンカしたくない!と叫ぶ姿を見ると、
兄に対する複雑な思いがあるのは確かなようです・・・
親として、子どもとの相性を含めて、対応が難しい問題です



でも、
昔、息子が「生きてるのがしんどい」と言い続けていた頃、娘は元気に登校していたし、
息子の進路をめぐって学校や教育委員会と大変なやり取りを続けていた頃には、
友達のおうちで娘一人預かってもらうことも可能でした

きょうだいって、不思議なものですね…

どちらかが落ち着くと、見計らったように問題をアピール?してくる感じがあって、
一人っ子の私にはなかなか理解しにくいけれども、
お互いに大切に想える存在であってほしい、と思うばかりです。




で、以下、タイトルにした、息子の話です。

彼は中学3年間完全不登校(テストのみ別室受験)だったので、
毎日が夏休み??でした。
ふだん子どもさんが学校に行かれているご家庭では、夏休みは大変な期間なようですが、
不登校の子どもにしたら、逆に出歩きやすい気楽な期間でもありました。
(一方、9月1日に子どもの自殺が突出して多いという記事に胸が痛みます


「ゲーテを原文で読みたい」というのが理由で、中学から英語ではなくドイツ語を学びはじめ、
同年代の他の子から「それやって何の意味があるん?」とツッコまれながらも、ドイツ語にこだわりました。
「一夜漬け」という概念に強く反発し、テストの点数と「身についた学力」は違う、と主張し、
数学のテストでは、気になった一問にこだわって(問題の中にフィボナッチ数列を発見した!)それだけに取り組み、
一問目の計算問題をはじめ、他の各問を白紙で出したこともありました。


・・・というような、彼の個性を、私としては結構気に入っていて、
何らか刺激になれば、と、
中学の夏休みに、近所の国立大学付属図書館に連れて行ったのでした。


外部からの入館には、それなりの手続が必要で、
受付で渡された書類に、名前や年齢やいくつかの事項を記入してから、
首から下げるパスを受け取りましたが、
その際に司書さんから
「中学生が見て分かるような資料はないと思いますがと言われて、
????
そんな言い方はないんじゃないの…と、内心反発しながら館内へ。

出入り可能な館内を見て回り、地下の書庫も訪れて、彼の眼はキラキラ
見た目年齢が高めの彼は、中学の時から大学生と間違われることもあったので、
書棚の本を手にとって座って読んでいても違和感なく、
あ~、なんとか彼をこうした環境に送ってやりたい!と、
当時まだ高い壁になっていた「内申ゼロ」と闘いながら、将来に夢を馳せたものでした。
(その後の道のりはまだまだ大変でしたが)

現在、ホンモノの?大学院生になった彼は、
人を年齢や所属で決めつけない大切さ、を分かっていると思います。



娘も「勉強は嫌い」と言いながら、去年までは寝る前の読み聞かせに応じてくれていて、
「本」の魅力を何とか伝えたいと願う母です。
でも、だからといって、息子寄りのスタンスになると彼女のストレスは溜まるし…

娘には娘の純粋な良さ、強味があるのだから、等身大の自分を大切にしてほしい。
ピアノも独学で弾きこなすようになった兄を見て、「絵なんか描けないでピアノが弾けた方が良かった!」
と娘が泣き叫ぶ時には胸が痛みます


昔の母親は、たくさんの子どもたちを抱えながら、どの指を切っても痛いでしょ?と、
等しい愛情を説明したと、母から聞きました(母も7人きょうだい、父は10人きょうだいでした)。
たった二人でも難しい、でも、二人きりのきょうだい関係を大切にしてほしい…

高校時代の恩師が、障がいのある妹さんをみながら独身で通した、という話を聞いたのは
卒業してずっと後のことでした。
今はそのことが身に迫るものとして感じられます。



なんだか、続けて重い話になってしまいました。
いつもいろいろなコメントをありがとうございます。
軽度の鬱ではありますが、元気です、大丈夫です、お気遣いすみません、がんばります






思い出 | 22:47:45 | コメント(8)
保護入院に至るまでの状況
訪問してコメントしてくださる方々や、身近な友人たちに力をもらいながらですが、
今日また娘とぶつかってしまいました

投げつけられたのが筆箱だけだったので、大きな騒ぎにはならずでしたが、
やはり、母-娘のカプセル関係になると難しい気がします。

昨年の入院直前には自然音のCDさえ聞くのが辛くなって、無音の世界に閉じ込められましたが、
しばらくの間、よく聞いていた自然音・・・鳥や虫や動物の鳴き声、せせらぎや波や雨の音。

今もそういう「音」を聞くと、当時のことが思い返されます。




私のガラケーは、発信メールが一定量溜まると自動的に古いものから消えて行って、
今、残っているのは昨年の入院前6月7日が最古です。
そこからスタートして、夫や友人宛の発信メールを拾い出してみました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うとうとしながら寝言で、なんで怒るのさ!!と、緊張が走りましたが、まだ横でウトウト中
・・・とにかく薬でもう少し落ち着けるよう祈ります」

「明らかにまた波があり、真っ最中 頓服2回目です」

「綱渡り状態です」

「来週病院必須の状況です」

「ごめん、私も薬飲みました。何とか明日午後まで踏ん張る」

「支離滅裂なやり取りと私への愛憎入り混じった言動でこちらが不安なのです。
危険を感じたら救急頼るから。
本人が一番踏ん張ってます、それが辛くて」

「正気に戻り笑顔が出るかと思えば、
ふとした刺激でぼんやりと単語(自分が何人もいる系)を繰り返したり、
眉間にシワを寄せてこちらの発言の意味を問い詰めたり…
そんな中でも過去の正確な記憶を確かめたり、ごめんよ大好きよを繰り返したり、
自分でも何を言ってるんやろう、訳が分からないや、と不安がったりするので
本人が一番踏ん張ってるんだと感じます。
抱きしめるとき、首はこわい、危ない、と離れるのが、
何かの衝動を必死でこらえているのでは・・・という気がしました。
こちらの対応次第でイライラしたり落ち着いたり、
頓服も嫌がりながらも納得して飲んでくれてるから(でもそれも徐々に厳しくなり心配だけど)
信頼関係の問題として、入院は絶対避けたいです」

「毎日3時半に目覚めて眠れない、何とか食べてるけど、しょっちゅう目眩がする・・・
でも私が何か他のことをするのを嫌がるし一緒に居ないと笑顔が出ない、
電話もメールもままならない
今を越したら上向くかもと願うけど、そろそろ体が限界かも
私がうまく逃げるかわす技術を上げないと、どこまでも支配される
これも幼い時と同じ・・・
やはりなんとか寝ないと」

(通院して)
「すでに強制入院でもよい状態との判断だけど、頓服を倍にしてあと1週間様子をみることに。
それまでに何かあれば土日含めて救急対応もしてもらえると確認できたのでOK・・・」

「寝て起きてまた不安定 何とかだよ」

「倍になった頓服の経過を見てます。
だるくなってソファーに寝てるけど眠るわけではなく、頭はまだ冴えてます」

「9時前に目覚めてイライラしてます。
頓服飲んだけどなかなか落ち着かず、病院に電話します」

「救急覚悟です、頓服3回すみ」

「暴れてます」

「救急車に乗りました。今、出発」

「病院到着」

「医療保護入院お願いしました。手続き中です」

「本人告知は最初の指定医 安心です」

「入院手続き完了 これからケースワーカーさんと話」

「追加の入院用意もあるから今日は自宅に帰ります
看護師さんと話し終わり、このあとドクターと話します」

「本人には会わずに帰ります」

(翌日)「医師と看護師と面会終了 本人の様子も聞きました。
基本、落ち着いていて、帰りたいと
ドクターも統合失調症なのか自閉症によるこだわりやパニックなのか、すぐには鑑別できなくて、
もう少し様子をみたいと」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



・・・そしてこのあと、1か月余りで無事に退院となりました。
結論、主治医の見立ては、自閉症に伴う症状が強く出たものということで、
薬もそれに合わせて変更された形になりました。
その後、1年かけて少しずつ回復して今に至ります。



入院は本人のトラウマになり、二度と嫌だというので、
あの時の体験を無駄にしないで、先手を打ちながら穏やかな毎日を確保するのが一番の課題です。

今日も、ぶつかった後、頓服で何とか落ち着き、今は平常をキープしています。
本人の感情の波に巻き込まれて自分も興奮しないように・・・
ドクターの指示通り、淡々と、短く分かりやすい言葉で、可能なら筆談で、
繰り返し、繰り返し、根気強く対応する、その忍耐と愛情が試されます。


・・・がんばろう


雨の日のプールの微笑ましい思い出から一転、重くなってすみません。
読んでくださってありがとうございました。













思い出 | 22:55:53 | コメント(17)
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