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ナカリママ

Author:ナカリママ
「無事にね!」は下の子どもの口癖です。その本人のホームページとリンクしています。一般的には子育てを終えている年齢ですが、まだまだ当事者である子ども達から学ぶことばかりの毎日です。

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回復!
起きてから気を遣っていたのは私よりも娘の方でした・・・


今日はまた一転、青空のもと、あたたかい風に春の陽気。
ちょうど仕事が休みなので、思い切って、またまたダメもとで散歩に誘ったら、「行ってみようかな」

え?え?いいの?ほんとに?と、こちらが驚きながらも、
本人は淡々とマスクに帽子にイヤホンを装備し、春のコートを着て、いざ出発!

30分ほどだったけれど、この前よりももっと開花した桜の下をのんびりとウォーキング。
「きれいだねえ~」「きれいね~」

ああ、こんな日もあるんだ。
急降下と急上昇を繰り返すジェットコースター気分だけど、
とにかく、いっときっときの、この幸せ感をしっかり噛みしめないと。
久しぶりに二人で散歩した記念に・・・と、今日もガラケーでパチリ
子どもの携帯の方がずっと性能がいいので、「あ~私も写真撮りたかったな、持ってくれば良かった!」
(ほんと、母のケータイでごめんなさい)

今日の青空は、うっすら春霞で、この前よりも薄い水色ですが、
さらに見事で大きな枝垂桜を、真下から見上げて撮りました。

いろいろと反省しつつ、ご心配をおかけしたお詫びに、再度のさくら便りです。

さくら2 150330_133426





子どもの日常 | 19:24:12 | コメント(2)
「アイアムサム」を思い出して・・・
やっちゃいました。
穏やかに過ごせるかと思った、母子二人の週末。
日曜の夜の8時前・・・油断がありました。

ここのところ、ブログをあれこれ見るのが楽しくなってきたので、パソコンを見ながら
「○○になりたい」というブログがあるよ~!と、つい報告してしまったのがきっかけとなり、
「私はイラストになりたいのに!」と、「私=イラスト」問題について、
今までも多々繰り返してきた、やりとりの失敗を重ねてしまいました。
母の実感としては、どうしても「生きているナカリ=2次元のイラスト」とは表現しがたい・・・
でも、そこを理性で押さえて適当に話を合わせるべきところを、
いや、気持ちはわかるけど実際はね、と、こちらが説明モードに入ると
「何でよ(なんで私が喜ぶような答えを聞かせてくれないのよ)!」という詰問モードに急変、
あとは一緒に混沌の渦に落ちていく・・・
その過程で、とにかく「早めの頓服」と、親子でお薬に手を出すわけですが。

お薬の効果は娘の方に先に現れて(それだけキツイ薬だということと思うけれど)
冷静になり、あれこれまとわりついてきて、さいごは「ごめんね」モードに戻ります。

そこで、脳裏によみがえったのが映画「アイアムサム」です。
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今回は「爆音で好きな音楽を聴く」でも落ち着かず、
私に向かって、本人が聞くのが辛いと言っていたような暴言をまき散らしました。
「何をそんなに怒ってるのよ!」「またケンカや!もう、うんざりや!」
「なんで神様は、描いたものになれる、ってことにしてくれないのよ!」
「(こうなったのは)母が私を怒らせるようなこと言うからや!」
「なによ、このクソドラマ(テレビで『花燃ゆ』をつけてたので・・・)!」
そして理不尽さに傷ついた私は、我が子に対して優しい気持ちにも穏やかな気持ちにもなれず、
テレビを消して、こちらからも怒鳴り返してしまっていました。

それはまさに、上記映画の1シーン。
主人公のサム(知的障害、自閉症?)が、
娘の養育権をめぐる裁判での自分の弁護士であるリタに対してトランプカードの壁を作って引きこもり、
「きみは、がんばってがんばってがんばってがんばって、
それでもだめだったときにどんな気持ちになるか分かってない!」
「だって・・・だってきみは生まれつき完ぺきで、ぼくは生まれつき、こんなだ!」
きみみたいなひとには、傷つくってことがどんなことか分からないんだ!

と、まくしたてたのに対して、完璧なキャリアウーマンに見えたリタが
自分一人で世間の苦しみを全部背負った気になってるの?!
私がどんな人間か教えてあげましょうか!」
と、興奮し、自分自身の苦しみや悩みを泣きながら吐露。
それを見て驚いたサムが、落ち着いて逆にリタを慰める・・・という場面を思い出しながら、
私も「なんで他の人だって悩んだり傷ついたりするってことが貴女には分からへんのよ!」
という叫びに近い内容を口走っていた気がします。

お母さんだって人間なんだよ、たとえ大切な娘からの言葉でも「傷つく」んだよ!、と。
そうしたら、やっぱりきちんとその思いを受け止めて「ごめん」が言える、気遣ってくれる、
その娘と比べて、かたくなで切り替えがきかない私の心・・・


ほぼ無言で夕食を終えて先に入浴を済ませて寝床に入った娘と対照的に
目が冴えて眠れない母。
ああ、改めて自己嫌悪。

ひなたぼっことさくらで、穏やかに過ごせるはずだったのに。

深呼吸して、やり取りの何が失敗だったか、よく振り返って、次に生かさないと。

当事者ももちろん辛いけど、寄り添う側も辛いんだよ・・・
今朝の雨を思い出して「空が泣いてる」気持ちになりました。

明日(もう今日だ)には、ぎこちなくても笑顔を見せられるように・・・ふんばれ私。




読んだ本・文章、見た映画・ドラマ、聴いた音楽 | 01:11:24 | コメント(0)
昨日のさくら
さくら

昨日ひなたぼっこはできたけど、散歩はやっぱり無理だったので、
買い物がてらひとりで散歩しました。
道中、枝垂桜がもう開花していたので、綺麗な青空と桜を子どもに見せたくて、
思わず携帯(ガラケー)でパチリ
帰宅して早速子どもに見せたら「うん、きれいやね」
春の日差しの中を一緒にのんびり散歩できるまではまだ遠いかもしれないけど、
穏やかな気持ちだけは持ち続けたいと願いました。

いつかどこかで誰かの役に立てばいいなあという気持ちと、
自分に何かあった時の遺言にもなるかなあという気持ちとで、
ブログを始めて3か月。
ちょっとずつ慣れて、
ファイルのアップロード、とかアルバムの管理、とかいう意味も分かってきたので、
初めて写真もアップしてみます。
ちょっと(かなり?)画像が荒いけど、感謝をこめた、さくらの便りです。





子どもの日常 | 10:57:13 | コメント(0)
ひなたぼっこ
もうすぐ3月が終わりです。

去年の今頃は、まだ幻聴がひどくて、4月に入って大爆発
その後、親子双方、心身の状況がどんどん悪くなっていって
買い物にも行けない→心配した友人がトイレットペーパーを買って届けてくれた、
新聞を「広げる」事さえ出来ない→広告だけ除いた状態で積み上がっていった、
という数か月を過ごしました(最終的には入院に至り、ほんとうに辛かったです)。

それでも、あったかくなって、親子でベランダで一緒にひなたぼっこできてた間は良かったなあ。

そう思い出して、今日の日差しに、ダメもとで誘ってみたら、
散歩は無理でも、ひなたぼっこなら・・・と、ほんとに久しぶりにひなたぼっこできました

おひさまに感謝。
薄水色の空にうっすらお月様も見える。
雪柳の白い小さな花が綺麗
強い風が吹いても寒くない
チューリップのつぼみも見えてきた。
春だなあ~

あたりまえの小さな幸せを感じられるこの毎日を大切に生きよう。

今週末は夫が遠距離介護帰省で、母娘二人・・・上手く乗りきれますように



子どもの日常 | 17:58:48 | コメント(0)
Watashi(8)
困ってる 10 CCI20150319_0000

成人当事者の方の講演会で聞いたことがあるのですが、
理解のスピードが違うと言葉のキャッチボールが難しくて、
思いが相手に伝えられない、自分自身でも把握できない、
そんな辛さがある、と・・・
まさに「異国に1人紛れ込んだような」辛さだろうな、と想像したりします。
そして、「ゆっくり」理解したり考えたりする人は、
急かされないで、ゆっくり付き合ってもらえたら、
少しでも気持ちを伝えることができる・・・とも。

娘の言葉は「単語」で終わることが多いので(体言止め!)、
「で、それがどうしたの?」と、優しく丁寧に聞き続ける姿勢が必要です。
(こちらの余裕が無い時にはイラッときてしまうので、注意注意

微妙な気持ちや、なかなか言葉にならない思いを、一緒に探っていく作業。
それが上手くいくと、コミュニケーションできた!感がお互いに持てて、
その積み重ねが信頼感、安心感にもつながるんじゃないかな、と思います。

なので、最初に本人が書いた「お願い」と同じく、
親としても、
周りの人たちに、
「どうか、怖い顔をしないで、(根気強く)理解しようとしてやってください」
とお願いして回りたい気持ちです。



困ってる 11-1 CCI20150319_0001
困ってる 11-2 CCI20150319_0001

先に書いた内容と重なりますが、
リアルとファンタジーの境目が分かりにくいことから、
ゲームのキャラにも何か意志や感情があるように思ってしまいます。
また、
CDなどで売られている音楽は、世の中一般の人を対象としている、
ということも実感しにくいようで、
聞いている「自分」だけに対して歌われているように感じてしまうみたいです。
頭では違うと理解できても、感情レベルではどうしても傷ついたり悲しくなったり腹が立ったりするようで・・・
う~ん、そうか~、でもそれ、聞いてる人みんな同じ歌詞を耳にしてるから、貴女に言ってるんじゃないから、
と、何度も何度も、本人が安心できるまで繰り返し説明が必要です。

(これも、こちらの余裕が無い時には「それ、自意識過剰じゃない?」とか、「考えたら分かるやろ?」とか
意地悪な対応になりがちで要注意です。
先ほど、周りの人にお願いしておきながら、なんなんですが、
本人からのお願いについて、一番心しないといけないのは、身近にいる親自身なんですよね・・・



困ってる 12 CCI20150319_0000

この件については、
ドクターから本人に直接「発達障がいの人は、音の大きさに過敏なことが多いみたいに
視覚についても『認知の歪み』がおこることがある」と説明していただきました。

実際には(物理的には)絵は変わらないよ、
ただ眉の角度が上がって「見えてしまう」ということだけなんだよ、
だから、イラスト(キャラ)が感情をもっていて怒っているわけじゃないんだよ、
と優しく繰り返して応答することで、本人に少しでも安心してもらうしかありません。

ハリーポッターの映画で、写真や絵が動くシーンが何度も出てきますが、
まさにあんなイメージみたいです。
理屈じゃないんですよね。
本人にはそう見えてしまうんだから、否定するだけだと余計に辛い・・・
(これは、幻聴も同じく。
本人には聞こえているんだから、頭から否定しないで、それ辛いよね~と共感しながら、
でもお母さんには聞こえないけどなあと何気にさらりと言っておく、程度がいいみたいです)



困ってる 13 CCI20150319_0000

小中学校で、自分だけ挨拶されなかった、とか、自分以外の他の子にだけ話しかけていた、とか、
場面場面の記憶がフラッシュバックするようです。
最初は、誤解じゃないか、被害妄想じゃないか、という気持ち半分で聞いていましたが、
確かに「意図的に外された場面」も実際にあったんだろうな(特に大人がいない場面で)、と、
だんだん共感して聴けるようになりました。
それは、EMDRのおかげでもあります。

「悲しくなった」→「腹が立った」→「でも言いたいことが言えなかった」(確かめられなかった)
その積み重ねで心の奥深くまで浸透してしまっている「不信感」「被害感情」を、
ゆっくりときほぐして、「でも自分は自分、大丈夫」と思えるように。
そして、悲しい気持ちがわかるほど、人に優しくなれる、ように。

大丈夫。
つらいこと、いやなことがあっても、きっと、それは人生の糧になる!
乗り越えていけるよ!



解決法 CCI20150319_0001

この冊子の作成途中に、概要を他のお母さんに話したら、
「そういう困った時に、どうしたらいいかも教えてもらいたいなあ~」と意見をもらったので、
本人に考えて書いてもらいました。

今、一番有効なのは「爆音で好きな音楽をヘッドフォンで聴く」ことみたいです。
(これはカウンセラーさんも推奨!)
ちなみに、母の解決策は「新聞紙を破る」「100均のプラスチック小物を壊す」です



ラストページ CCI20150319_0001

長い間お付き合いいただいた冊子の、これが最終ページです。
笑顔が大好き、笑顔を描くと笑顔になる、そんな娘の思いがあふれています。
自分が生み出したキャラ達に囲まれて満面の笑顔のナカリ、この笑顔を消さないように、
母もまだまだ修行しなくちゃ!・・・です。


最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。



ナカリの作品 | 02:22:15 | コメント(2)
Watashi(7)
困ってる 5 CCI20150319_0000

聞くのも嫌なんだけど、自分でも言ってしまう・・・
興奮して、怒りのコントロールが利かなくなった時は、暴言出放題、
聞いてる方が苦痛、という状況になります。
なので、「言葉に出さないで書いて」と、提案しています。


困ってる 6 CCI20150319_0000

これは私でも感じることです。
たくさんの人の流れの中で、
相手の動きを読みながら、ぶつからないように上手く歩くには、結構、技が必要。
ぶつかっても、それは仕方ないし、よくあること、と思うんだけど、
一度、舌打ちされた経験が、ずっと尾を引いていて、
どんな田舎道でも、二人で一緒に歩くときは、必ず道の端っこ側を歩きます。


困ってる 7 CCI20150319_0001

「聞こえすぎる」のと似て、「見えすぎる」しんどさもあるようです。
自閉っ子は視野が狭い、と思っていたけど、本人に言わせると逆でした。
きれいな風景を「ほら見てごらん」と言っても、気が散って落ち着いて風景を楽しめない。
電車の中ではイヤホンで音楽を聞きながら目をつむって下を向いていることがほとんどです。
本人も「困っている」と自覚してるので、ほんとうは風景を楽しみたいんだろうに・・・


困ってる 8 CCI20150319_0001

6で書いたとおりです・・・本人にとっては「舌打ち」がかなりのダメージになっていて、
今はずいぶんよくなりましたが、一時期ひどい「幻聴」に苦しめられました。


困ってる 9 CCI20150319_0000

「幻聴」として、悪口が聞こえる、笑い声が聞こえる、というしんどさに、長い期間苦しみました。
今も、自分が作り出した「パラレルワールド」のキャラたちが自分を悪く言うのではないか、
という不安が強く出ることがあり、
「パラレルのキャラは絶対に悪く言いません」という貼り紙を作って、
自分で自分を安心させようと努めています。
ナカリのHPに載せている「おはなしライアーデビル」というイラストも、
自分自身を守る安心ツールとして生み出されました。
自分にとって一番の味方は自分自身、自分が自分を助けてあげないと、
というのもカウンセラーさんたちから学んだことです。


つづく




ナカリの作品 | 01:13:15 | コメント(0)
「告知」と「カミングアウト」
コメントをくださる、むーにさんのブログ「なきむしでいいじゃん」で話題になっていたので、
今日、カウンセリングに向かう途中、本人に「告知」の記憶を聞いてみました。

私自身もはっきり、そう(自閉症だ)と伝えた覚えはない(=それとな~く、なんとな~く理解させようとした)ので、
思った通り、本人も、自分が自閉症だと「告知」された記憶はない、とのことでした
(ちなみに、上の子には、下が入学する前に、妹は自閉症なんだよ、とはっきり伝えた覚えがあります。
上の子にしてみたら、家にたくさんその分野の本があったのと、
母が電話で話している内容を聞いて、こちらが伝える前から既に知っていた、とのこと。
それもあってか、上の子自身、中3の時、医師から直接「診断」「告知」の形をとっても、
さほど違和感なく、むしろスッキリした、と言っていました・・・あくまで内心は分かりませんが)

で、本人の答えの続きです。
「うーん、小4頃には分かってたかな?(少なくとも)中2の秋にははっきり自覚してたなあ」と言いながら、
「一番覚えてるのは学校でNくんのお母さんが自閉症について話してくれたこと
と話してくれました。

(Nくんとは母子通園施設の同窓生で、小学校の支援学級つながりもあり、親子ともよく知った仲でした。
そのNくんのお母さんは、「ダダ母さん」の取り組みを参考に、
自閉症に関する教材をご自身でも作って、子どもに分かりやすく伝える取り組みを積極的に行っておられ、
先生からの依頼で、違う学区の、うちの小学校にも、お話しに来てくださることになったのでした。
それが、本人が小3の2月のことです。)

その後、小4の4月に、NHK教育テレビでやっていた服巻智子先生出演の番組で、
中学生の男の子がクラスでカミングアウトするまでの様子を放送していたのを、親子で一緒に見ながら、
この男の子と同じ障がいなんだよ、こんな風にクラスにお話しすることもできるんだよ、と説明したんですが
(そこから、以前ブログに書いた「小4のクラスの保護者あての手紙づくり」につながったんですが)、
本人は、「ごめん、それ全然覚えてない」・・・でした

子ども向けの絵本を一緒に読んでみたり、療育手帳の説明をしたり、
支援学級に所属している自覚はあったので、支援学級の意味を伝えたり、
遠まわしにあれこれ話して聞かせたつもりだったけど、
やっぱり幼なじみのNくんのお母さんのお話が一番インパクトあったか~

で、Nくんのお母さんの話に戻りますが、当日のお話は1時間ほど、
「ひとりでできなくても、サポートがあればできることもある」(踏み台があれば高いところのモノもとれる)
「絵で描くことが難しい、抽象的な言葉は理解しにくい」(実際にいくつかの単語を子どもたちに絵で表現して実感してもらう)
「時間の見通しがある話の方が聞きやすい」(最初に「今日の話」のタイムスケジュールを掲示して説明しておく)
「ひとりひとり、苦手なことや得意なこと、好きなものや嫌いなものがあって、みんなちがう」(これも質問を交えて実感してもらう)
そして最後に、「ちがうっておもしろい、ちがうからこそ助け合える、ちがうってすばらしい」
というメッセージでまとめられ、視覚支援の有効さも実感できるすばらしい内容でした。
また、参加を希望するすべての保護者も一緒に聞くことができ、学校にはいろいろな感想が寄せられました。

当時、支援学級には、
うち以外にも「見た目で分からないタイプ」の発達障がいの子どもさんが何人かいて、
「自閉症」という言葉を子どもたちに(低学年と高学年と2回に分けて)教えることについて、
事前と事後に、先生方も加わって保護者同士での話し合いが行なわれました。
(学校側は、保護者の不安や反対があれば、講演会は見送る、とまで言ってくれていました)


・・・と、書きだして長くなってから、こんな途中に大事なことを書いてすみません。
コメントをくださる、あめのちはれさんのブログを読んで、ほんとだ!と感じたので、
ここに書いていることはあくまでも個人的な経験で、いち母親の思いと感想にすぎない、ということ、
ここで、あらためてお伝えさせてください。


その上で、続きを書きますね。

昔のこと、思い出しながら、
ほんとうに、子どもたちに「障がい」の話をするのって、とても難しいと再認識しています。
本人に自分の事として伝えるのもしかり、きょうだいのこととして、クラスメートのこととして伝えるのもしかり、
伝え方によって、思わぬ誤解が生じたり、偏見につながったり、誰かが傷ついたり・・・。

本人告知をしていない(できない)状況の保護者の不安も十分承知されておられたNくんのお母さんは、
自閉症についてお話しするつもりの原稿を先に他の保護者全員に見せてくださり、
それを読んで保護者同士もお互いの思いを率直に出し合い、結論として、
みんなNくんのお母さんのお話を聞きたいということになったので、講演会が実現したのでした。

今日、
あの時のNくんのお母さんのお話の前後に支援学級のお母さん同士でもいろいろ話し合いをしてね~、
と、いきさつを娘に話しました。
本人が知らないのに、まわりから「おまえ自閉症やろ?」とか「あの子きっと自閉症やで」とか言われる辛さや、
逆に「あの子は自閉症じゃないや」と間違って認識される難しさや、
そんな事態を懸念する親の不安もあったけど、
それでもやっぱり当事者のお母さんたちは「正しい知識」を「有効な手立て」で子どもたちに伝えたいと思っていたし、
重度の身体障がいを抱える子どもさんのお母さんたちも「自閉症のことを知りたい」と言ってくれて
先生達にも「自閉症といってもいろいろな子がいる」ということを必ず伝えてほしい、とお願いして、
その上で実現したんだよ、という話に、
娘は「いいお母さんたちやん!」と、自分の記憶に重ねながら笑顔で答えてくれました。


ほんとうに、ケースバイケースですが、「告知」にあたって、
当事者やその保護者からの啓発活動がどんなに力になるか
今日の娘の答え(記憶)からも、改めて感じたので、書き留めておいた次第です。

また「カミングアウト」にはさらにデリケートな問題が絡んでくるので、
「慎重に」が正解だな、と、小4の時の「お手紙配布未遂」にも納得できました。

娘が中学の時のスクールカウンセラーさんが、最初無口だった娘に対して
「相手がどんな人か見極めるまで、やたらに自分の事を言わない姿勢は大事だ」
とほめてくださったことを思い出します。


この数日、親子バトルで落ち込んでいた私達母子とも、
今日のカウンセラーさんとの1時間で、ずいぶん楽になり、希望を持てました。
ひっそり始めたつもりのブログのことも、カウンセラーさんにお伝えしてしまったので、
もしかしたら見てくださるかもと思うと、気恥ずかしいですが、
感謝の気持ちが伝わったらいいなあとも思います。


いろいろな人とのかかわりで「今」があるんだなあ、と、しみじみ考えた一日でした。

そんなこんなで、こんなに長くなってしまって・・・
最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。



思い出 | 19:28:22 | コメント(2)
大学での支援(2)
きょうだいでも、真逆のこともあり、似ているところもある、と書きましたが、
「同年代の人間関係が苦手」ということころは二人とも一緒です。

大学の事務局の方とお話しした際に、目から鱗だったことは・・・
「支援する側」として、障害学生支援窓口に関わってみたらどうでしょうか?
という提案です。
前回書いたように、当時はその窓口では発達障がい学生に対する支援は行われてなかったのですが、
「ノートテイク」など、聴覚障がい学生にたいする支援を行うボランティア学生を常時募集していたので、
そういう形で窓口と関係をつないでみたらどうか、という提案だったのですが、
「同年代の学生」が相手、ということと、自分の事で精いっぱいという実態から、
4年間、結局実現しませんでした。
ご提案いただいたのに、ごめんなさい。
でも、これは自分にとっては発想の転換!でした。

支援を求めて連絡をしたはずが、逆に支援する側になってみませんか?という提案をいただくとは・・・!
これも「本人の強みを活かす」という発想から繋がっているという感じがしますが、
「出来ること」を大事にする、そこから広げていく、という支援の姿勢に、
驚かされるとともに、頭が下がる気持ちがしたのを忘れられません。

大学入学後、本人自身が、
実際に大学生活を送る中で、他の学生さん達が「ノートテイク」をしている場面を何度も見た、
と、その様子を報告してくれたり、
私が勧めて本人にも読んでもらった「発達障害当事者研究」と同じ出版社から出た新刊、
「弱いロボット」を自分から見つけて大学生協で購入して持ち帰り、逆に私に紹介してくれたりもしました。

発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい (シリーズ ケアをひらく)発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい (シリーズ ケアをひらく)
(2008/09/01)
綾屋 紗月、熊谷 晋一郎 他

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弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)
(2012/08/24)
岡田 美智男

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前書の著者、綾屋さんも、話すことが苦手、という部分を逆手にとり、
聴覚障害の方との「手話」を身につけて、人間関係を広げていかれました。
後書では、弱いからこそ活きる良さ、強味、をもったロボットの話が出てきて、
これも、ある意味、目から鱗、でした。

上の子は、大学では、毎日同じ生活パターン(同じ時間に同じ場所に行く)だったので、
同級生と話すことはほとんど無くても、学生食堂のおばさんと会話することが結構あって、
それが「人と話す」経験の積み重ねになった感じがします。
「食べる」ことに関わる会話は大事ですね。
体調を気遣ってもらえるあったかさに、親としてホッとしました。
お会いする機会のなかった生協の方たちにも感謝です。

また、「一人暮らし」によって、
必要に迫られて、ガス屋さん電気屋さん宅配便の業者さんたちと話す場面が出てきたり、
銀行に口座を作ってATMの操作を覚えたり、家計簿をつけることで生活の収支の概要を理解したり、
・・・支援といっても、何が支えになるかは場面次第、と改めて思っています。

とにもかくにも、やっぱり、「人は一人では生きていけない」ということ。
色んな意味で、子どもにとっても親にとっても貴重な学生生活だったなあ、と振り返りながら、
今は在宅の下の子どもにも、何とかして、その実感と、経験を・・・と願う毎日です。




思い出 | 08:47:20 | コメント(0)
Watashi(6)
困ってる 1 CCI20150319_0000

困ってる 2 CCI20150319_0000

ガラスのハートです。
学校時代は「炭鉱のカナリア」だと説明して、傷つく方が悪いわけではない、傷つける方が問題、と話してきました。
「絶望名人カフカの人生論」という本を親子で読んで、とても共感し、
著者の頭木さんにメールしたらお返事をいただいて嬉しかったです。

絶望名人カフカの人生論絶望名人カフカの人生論
(2011/10/21)
フランツ・カフカ

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困ってる 3 CCI20150319_0001

目を見るのが苦手なら、目と目の間(眉間)を見ましょう、とアドバイスしてもらったこともあるけれど、
とにかく顔を見ること自体が苦手です。
近所の方に挨拶されても、挨拶が返せなくて、それでまた落ち込んでしまいます。
家では、うつむいたまま、ひょこっと頭を下げるだけでもいいよ、と話していますが、
先生から「いくら絵が上手くても、ちゃんと口で伝えられるようにならなくちゃダメ」的な言われ方をされて辛かった、
ということを今だに忘れられず、すぐに自分はダメだと思いがちで、そうなったら回復が難しいです。
上の子が「良いところを伸ばす」対応をしてもらって安定したのを思うと、残念です・・・

ひとつ前に紹介した頭木さんも、他の人の眉間のシワひとつにドキドキしてしまう自分を持て余した、
というようなことを伝えてくださり、
自分だけじゃないよ~と、この点でもまた、何度も何度も具体例を出しての励ましが必要な状況です。

困ってる 4 CCI20150319_0001

いろいろ全部つながっていますが、いわゆる「フラッシュバック」状態で、
嫌な記憶の上書きが難しくて、いつまでも引きずってしまいます。
いったん興奮状態になると、落ち着くまで四苦八苦です。
カウンセリングで、すこしずつ、回復が早くなった感はあるのですが。

佐々木正美先生が、何かの本に、
自閉っ子にはできるだけ「辛い経験」をさせないのがベスト、というようなことを書いてくださってましたが、
現実にはそうもいかず、いったん経験したことを無かったことにはできないので、
カウンセラーさんがおっしゃる通り、「記憶は無くならないけど薄めることはできる」ということを信じて、
嫌だったことは、繰り返し、噛み砕き、消化して、減らしていかなといけないです。
昔の主治医の先生から
「大きなことは小さなことに、小さなことは無かったことに」というアドバイスもいただきました。

辛さに共感しながら、何とかやり過ごしていけるように応援するしかないですね。


つづく

ナカリの作品 | 20:14:25 | コメント(0)
Watashi(5)
こんな人 9 CCI20150319_0000

ファンタジーとリアルの境目を漂っている彼女としては、
「外の世界」からの情報が思わぬ「刺激」となって、
混乱や不安や怒り(自分の思っていることと違う!)に繋がる場合があります。
なので、本人が過敏になって、自分の悪口が聞こえる、と言い出した頃は、
テレビを消してラジオオンリー生活にし、
かける音楽も、クラシック→癒し系音楽(自律神経を整える系)→自然音CD→一切音なし
と、親子でどんどん外界を遮断していった時期がありました。

今は、海外ドラマとかも大丈夫になってくれたおかげで助かってますが、
CMで思いがけない情報が入ると荒れてしまうことがあって、油断は禁物です。

こんな人 10 CCI20150319_0000

「こんな人」と特性を書き出していくうちに、しんどいことや苦手なことばっかりなのは嫌だなあ~
と、本人から言い出し、そうやね~じゃあ得意なことを書こうよ、と言うと、
やっぱりこれが一番に出てきました。



こんな人 11 CCI20150319_0001

で、「こんな人」の最後はこれで終わり。
このあと、もう一回、本人にとったらしんどい話が続くことになり、申し訳なかったんですが、
何で困っているかを知ってもらうために、具体的な場面を考えて、絵に描くことにしました。



困ってる タイトル CCI20150319_0001

つづく

ナカリの作品 | 16:30:16 | コメント(2)
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